ルートパスコストの計算について

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 | 投稿日時 2018-2-27 19:41
Pnt266_005  半人前   投稿数: 9
ICND2のSTPの問題ID25777についてです。

https://ping-t.com/mondai3/img/jpg/25777.jpg

この図におけるブロッキングポートを複数答える問題です。
ここの問題での解答として、
スイッチCに接続されているスイッチAのポート
スイッチDに接続されているスイッチBのポート
スイッチBに接続されたスイッチのAのポートにチェックが入っています。


その理由として、
「例えば、スイッチAとスイッチBを結ぶセグメントを考えてみます。スイッチAのルートパスコストは8、スイッチBのルートパスコストは4です。(スイッチの持つルートパスコストは、そのスイッチのルートポートのルートパスコストに一致します。)」

ということを掲げ、スイッチB側のポートを指定ポートとしています。


私は、この理由付け自体に疑いを持っており、
参考書等を見る限り、ルートパスコストはスイッチ単位ではなく、ポート単位で計算されるものであるとしています。


Bに繋いだスイッチAのポートは、
C-B B-Aと経由しパスコストは23

Aに繋いだスイッチBのポートは、
C-D D-A A-Bと経由し、パスコストは27

このため、正しい解答は、Aに接続されたスイッチBのポートがブロッキングポートになると考えています。


私が誤った解釈をしている可能性もあるので、
どなたかこの問題の解説をお願い致します。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-2-27 21:56
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
このため、正しい解答は、Aに接続されたスイッチBのポートがブロッキングポートになると考えています。
論より証拠
SwitchA#sh cdp nei
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchB          Gig 0/1           162             R S I            Gig 0/1
SwitchC          Gig 0/2           131             R S I            Gig 0/1
SwitchD          Gig 0/3           150             R S I            Gig 0/1

Total cdp entries displayed : 3
SwitchA#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0202.0303
             Cost        8
             Port        4 (GigabitEthernet0/3)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0101.0203.0101
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Altn BLK 19        128.2    P2p
Gi0/2               Altn BLK 19        128.3    P2p
Gi0/3               Root FWD 4         128.4    P2p

SwitchB#sh cdp nei
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchC          Gig 0/2           155             R S I            Gig 0/2
SwitchA          Gig 0/1           156             R S I            Gig 0/1
SwitchD          Gig 0/3           172             R S I            Gig 0/2

Total cdp entries displayed : 3
SwitchB#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0202.0303
             Cost        4
             Port        3 (GigabitEthernet0/2)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0101.0202.0413
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 19        128.2    P2p
Gi0/2               Root FWD 4         128.3    P2p
Gi0/3               Altn BLK 4         128.4    P2p


SwitchC#sh cdp nei
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchB          Gig 0/2           176             R S I            Gig 0/2
SwitchA          Gig 0/1           154             R S I            Gig 0/2
SwitchD          Gig 0/3           123             R S I            Gig 0/3

Total cdp entries displayed : 3
SwitchC#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0202.0303
             This bridge is the root
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0101.0202.0303
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 19        128.2    P2p
Gi0/2               Desg FWD 4         128.3    P2p
Gi0/3               Desg FWD 4         128.4    P2p


SwitchD#sh cdp nei
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchB          Gig 0/2           121             R S I            Gig 0/3
SwitchC          Gig 0/3           171             R S I            Gig 0/3
SwitchA          Gig 0/1           168             R S I            Gig 0/3

Total cdp entries displayed : 3
SwitchD#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0202.0303
             Cost        4
             Port        4 (GigabitEthernet0/3)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0101.0202.0404
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 4         128.2    P2p
Gi0/2               Desg FWD 4         128.3    P2p
Gi0/3               Root FWD 4         128.4    P2p
回答、解説のとおりになっています。
※GigabitEthernetインターフェースではありますが、speed 100とすることで設問の通りのコストになるように修正済みです。
引用:
私は、この理由付け自体に疑いを持っており、
参考書等を見る限り、ルートパスコストはスイッチ単位ではなく、ポート単位で計算されるものであるとしています。
前提の確認なのですが、この問題の解説における「ルートポート」の選出について異論はない、ということでよいでしょうか?
それとも、そこから違う、ということでしょうか?

スパニングツリープロトコルにおけるポートの役割の選出には受け取ったBPDUが大きく関係します。流れとして
1. STP有効になると「俺がルートブリッジだ!」と宣言しながらしばし待ちます(BPDUにルートパスコスト:0をセットして送信)
2. 同時に、受信したBPDUの中を見て以下の2つの動作をします。
- 「こいつのブリッジID、俺より高い(優先度低い)やんけ…無視無視」と、俺様上位を貫く
- 「こいつのブリッジID、俺より低い(優先度高い)やんけ…黙っとこ」と、受信したBPDUを素直に受け入れる
3. 2の前者が最終的にルートブリッジとなります。ルートブリッジなのでBPDU送信時には「ルートパスコスト:0」とします
4. 2の後者が、配下のブリッジとなります。このときに受信したBPDUは上位から受け取ったものなので自身が受信したポートのパスコストをセットして、他のブリッジに転送します。(上意下達w)
5. 4の時点で、接続構成によっては「受信したポート(その時点でルートパスコスト加算)によってBPDUにセットされたルートパスコストちゃうやんけ。ほんならパスコストが小さい(通過してきたリンクの帯域幅の合計が大きい)ほうが転送早いはずやし、そっちを優先したろ」となります。これが「ルートポートの選出」です。

ここで改めてPnt266_005さんの想定の確認です。
引用:
Bに繋いだスイッチAのポートは、
C-B B-Aと経由しパスコストは23
スイッチBから受信したBPDUにセットされるパスコストは4+19で23です。スイッチDから受信したBPDUにセットされているパスコスト:8(4+4)より小さいので無視します。(スイッチBと接続したスイッチAのポートはルートポートにならない)
引用:
Aに繋いだスイッチBのポートは、
C-D D-A A-Bと経由し、パスコストは27
C->Bで受信したBPDUのほうがパスコストが低い=スイッチAよりスイッチBのほうが上位(ルートブリッジに近い)ですから、C->D->A->Bというパスにはなりません。(前述の通り、パスコストの高いBPDUよりパスコストの低いBPDUを優先する)
引用:
このため、正しい解答は、Aに接続されたスイッチBのポートがブロッキングポートになると考えています。
余計な遠回りをするパスコストで考えられているようですので、残念ながら間違いですね
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018-2-27 22:15
antares01  長老   投稿数: 690
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-2-27 23:15
Pnt266_005  半人前   投稿数: 9
ご解答いただきありがとうございます。
ルートポートの選出については理解しているつもりです。

各スイッチが持つポートのうち、ルートブリッジに最も近いポートがルートポートになる。
その最も近いということの判断基準がルートパスコストである。

設問においては、Cがルートブリッジで、
Cに繋いだスイッチDのポート、
Cに繋いだスイッチBのポート
そして、Dに繋いだスイッチAのポートが
ルートポートになることは理解できています。


ご解答いただいた文章を読みましたが、
AB間のリンクにおける指定ポートの選出についてはいまひとつ理解できませんでした。

お手数ですが、再度解説していただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018-2-28 9:47 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
お手数ですが、再度解説していただけないでしょうか。
リクエストにお答えして。

引用:
ルートポートの選出については理解しているつもりです。
(略)
設問においては、Cがルートブリッジで、
Cに繋いだスイッチDのポート、
Cに繋いだスイッチBのポート
そして、Dに繋いだスイッチAのポートが
ルートポートになることは理解できています。
それなら話は早いですね!

引用:
ご解答いただいた文章を読みましたが、
AB間のリンクにおける指定ポートの選出についてはいまひとつ理解できませんでした。
あー、上で言及したのはルートポートの選出についての話ですので、指定ポートの選出の話はしてないですからね。

もう一回同じことを言うのですが、スパニングツリープロトコルにおけるポートの役割の選出には受け取ったBPDUが大きく関係します。
簡単に言うとSTPの判断基準は「お前のほうが下なら、お前がおとなしくしてろ」です。手書きで見にくいかもですが、模式図を作ってみました。
※配置は違いますがスイッチ間の接続は正しいので、気にしないでください
https://drive.google.com/file/d/15XuOWSIxuVTuTO5eV4lNdEQ9RGXsiyiY/view?usp=sharing

・スイッチC(SWC)がルートブリッジなので、頂点となるように上側に配置してます。
・スイッチB(SWB、以下同様)はGigaで接続しているのでパスコスト4で直結(左の緑の線)
・SWDはGigaで接続しているのでパスコスト4、SWAはSWD経由のほうパスコスト8が最も低いそのパスがルートブリッジへの最短パスとなる(右側の緑の線)
・SWBがSWAとの接続リンクにおいて自身のパスコスト4をセットしたBPDUを送信します。
・SWAがSWBとの接続リンクにおいて自身のパスコスト8をセットしたBPDUを送信します。
・この時点で、どっちがよりルートブリッジに近いか(パスコストが低いか)がわかります。SWB:4に対してSWA:8ですので、SWAが下ですよね?
・そうすると、SWBは自分より下のやつが言うこと(BPDU)は無視してそのまま動作します。SWAは自分より上の人がいることがわかるので、おとなしくだまります(ブロッキングポートになる)
・同様の理由で、SWAのSWCと接続したポートも自分が下なのでだまります。
・SWBとSWD間のリンクは解説にある通りの理由で、SWB側がだまります。
引用:
ルートパスコストが同じ値の場合、ブリッジIDが低いスイッチ側のポートが指定ポートとなります。

こんな感じでどうでしょうか?

#動画とかでやったほうが説明しやすいんですけど、作るのがめんどくさい…
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-3-1 16:27
Pnt266_005  半人前   投稿数: 9
23や27という数値ではなく、
そのスイッチの持つルートポートのパスコストの数値で決める
SWAのRPのパスコストは8
SWBのRPのパスコストは4
だから、AB間のリンクではA側のポートがブロッキング状態になるということですね

このような解釈で合っていますか?



https://i.imgur.com/a90ZHgp.jpg

外部サイトで申し訳ないですが、今持っている参考書の写真です。
上記写真では省略されていますが、STPで動作しており、全て100Mbpsの回線が用いられています。
この写真におけるAB間のリンクは、SWBのfa0/1が指定ポートになり、
SWAのfa0/1が非指定と参考書では記載しています。


ですが上記の通り、ルートポートの数値で決まるとすれば、
SWAのRPのパスコストは19
SWBのRPのパスコストは38
そのため、AB間のリンクにおいては、SWBのfa0/1がブロッキング状態になる
となり、参考書の記載とは異なってしまいます。

どちらが正しいのでしょうか?
未だ勘違いしているところがあると思われるので、
重ね重ね申し訳ございませんが、
誤っている箇所があればご教授いただけないでしょうか?
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-3-1 17:38
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
外部サイトで申し訳ないですが、今持っている参考書の写真です。
(略)
この写真におけるAB間のリンクは、SWBのfa0/1が指定ポートになり、
SWAのfa0/1が非指定と参考書では記載しています。

私の環境では、Pnt266_005 さんがお持ちの参考書と違う結果になるようです。どちらが正しいんでしょうね?
SwitchA#show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchB          Gig 0/1           167             R S I            Gig 0/1
SwitchD          Gig 0/3           175             R S I            Gig 0/3

Total cdp entries displayed : 2
SwitchA#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    4097
             Address     0000.00dd.dddd
             Cost        19
             Port        4 (GigabitEthernet0/3)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0000.00aa.aaaa
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 19        128.2    P2p ←ここ
Gi0/3               Root FWD 19        128.4    P2p


SwitchB#show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchC          Gig 0/3           163             R S I            Gig 0/3
SwitchA          Gig 0/1           165             R S I            Gig 0/1

Total cdp entries displayed : 2
SwitchB#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    4097
             Address     0000.00dd.dddd
             Cost        38
             Port        4 (GigabitEthernet0/3)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0000.00bb.bbbb
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Altn BLK 19        128.2    P2p ←ここ
Gi0/3               Root FWD 19        128.4    P2p


SwitchC#show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchB          Gig 0/3           166             R S I            Gig 0/3
SwitchD          Gig 0/1           124             R S I            Gig 0/1

Total cdp entries displayed : 2
SwitchC#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    4097
             Address     0000.00dd.dddd
             Cost        19
             Port        2 (GigabitEthernet0/1)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    8193   (priority 8192 sys-id-ext 1)
             Address     0000.00cc.cccc
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Root FWD 19        128.2    P2p
Gi0/3               Desg FWD 19        128.4    P2p


SwitchD#show cdp neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
                  S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone,
                  D - Remote, C - CVTA, M - Two-port Mac Relay

Device ID        Local Intrfce     Holdtme    Capability  Platform  Port ID
SwitchC          Gig 0/1           159             R S I            Gig 0/1
SwitchA          Gig 0/3           164             R S I            Gig 0/3

Total cdp entries displayed : 2
SwitchD#show spanning-tree

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    4097
             Address     0000.00dd.dddd
             This bridge is the root
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    4097   (priority 4096 sys-id-ext 1)
             Address     0000.00dd.dddd
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 19        128.2    P2p
Gi0/3               Desg FWD 19        128.4    P2p
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018-3-1 20:54 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
あ、あともう一個。
引用:
参考書等を見る限り、ルートパスコストはスイッチ単位ではなく、ポート単位で計算されるものであるとしています。


Bに繋いだスイッチAのポートは、
C-B B-Aと経由しパスコストは23

Aに繋いだスイッチBのポートは、
C-D D-A A-Bと経由し、パスコストは27

このため、正しい解答は、Aに接続されたスイッチBのポートがブロッキングポートになると考えています。
引用:
外部サイトで申し訳ないですが、今持っている参考書の写真です。
上記写真では省略されていますが、STPで動作しており、全て100Mbpsの回線が用いられています。
この写真におけるAB間のリンクは、SWBのfa0/1が指定ポートになり、
SWAのfa0/1が非指定と参考書では記載しています。
このロジックをそのまま適用すると面白いことが起きますよ

添付の図と、参考書の説明、Pnt266_005さんの理解をそのまま使ってみます。
前提)
SwitchAのFa0/1がブロッキングポートになっている

流れ)
1. SwitchAとSwitchD間のリンクに障害が発生
2. SwitchAのFa0/1はブロッキング→ルートポートに遷移(D->C->B->Aのパスになる)
3. 1の障害が回復
4. SwitchAとSwitchD間でBPDUを交換してポートの新たな役割を決定する

参考書の考え方だと?)
・SwitchD Fa0/3がSwitchAから受信するBPDUによって決定するルートパスコストは57+19=76
・SwitchA Fa0/3がSwitchDから受信するBPDUによって決定するルートパスコストは0+19=19
・よって、SwitchA Fa0/3は自身の中で最もパスコストが低いのでルートポート、SwitchDのFa0/3はコストが高いのでブロッキングポートになる(!?)

要するに何が起きる?)
障害発生、回復、STPの収束後は元通りの状態にならない場合がありうる!

…ルートブリッジなのにブロッキングポートができることになっちゃうんですが、どうですかね?
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-3-4 16:03
Pnt266_005  半人前   投稿数: 9
参考にしてた書籍自体が間違っているとは…
参考書の原理でping-tにあるSTPの問題を全問解いていたのですが、
2,3問引っかかる問題はあったのですが、それ以外は解答通り解けていました

ですがshowコマンドと異なるということはこちらが違うのでしょう
arashi1977さんが用いている原理の方が正しいのだと思います
なので、1から解き直してみます。

最後に、arashi1977と同じ原理で指定ポートの選出を解説している外部サイトあるいは参考書等あれば教えていただきたいです。

よろしくお願いいたします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018-3-4 16:55 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
最後に、arashi1977と同じ原理で指定ポートの選出を解説している外部サイトあるいは参考書等あれば教えていただきたいです。
他の人がどう解説してるかなんて調べるのが面倒なので、IEEE802.1D-2004の記述を引用します。
該当しそうな部分と私の意訳をつけてみましたが、誤訳だ!とかあったらご指摘ください。

私はPing-tさんの設問でのスイッチBが、以下の解説の最終部分の「指定ブリッジ」に相当する、と理解していますし、そのようにご説明したつもりです。
引用:
17.3.1 Computation of the active topology

The Bridge with the best Bridge Identifier is selected as the Root Bridge. The unique Bridge Identifier for each Bridge is derived, in part, from the Bridge Address (7.12.5) and, in part, from a manageable priority component (9.2.5, 17.18.3, 17.14). The relative priority of Bridges is determined by the numerical comparison of the unique identifiers, with the lower numerical value indicating the better identifier.
17.3.1 アクティブトポロジの導出方法

最も良いブリッジIDを持つブリッジがルートブリッジとして選出されます。各ブリッジ固有のブリッジIDは、ブリッジアドレス(7.12.5を参照)と管理用のプライオリティ項目(9.2.5, 17.18.3, 17.14を参照)で構成されます。各ブリッジの優先度はブリッジIDを数値的に比較して、より低い値をより良いものとします。
引用:
Every Bridge has a Root Path Cost associated with it. For the Root Bridge this is zero. For all other Bridges, it is the sum of the Port Path Costs on the least cost path to the Root Bridge. Each Port's Path Cost may be managed, 17.14 recommends default values for Ports attached to LANs of various speeds.
各ブリッジはブリッジにひもづくルートパスコストを持ちます。ルートブリッジの場合、この値(ルートパスコスト)はゼロです。その他のすべてのブリッジの場合は、ルートブリッジまでのパスコストの合計値のうち、最小のものがスイッチにひもづくルートパスコストとなります。各ポートのパスコストは変更可能ですが、17.14では各ポートの速度に応じたデフォルト値を使用することを推奨しています。
引用:
The Port on each Bridge with the lowest Root Path Cost is assigned the role of Root Port for that Bridge (the Root Bridge does not have a Root Port). If a Bridge has two or more ports with the same Root Path Cost, then the port with the best Port Identifier is selected as the Root Port. Part of the Port Identifier is fixed and is different for each Port on a Bridge, and part is a manageable priority component (9.2.7). The relative priority of Ports is determined by the numerical comparison of the unique identifiers, with the lower numerical value indicating the better identifier.
各ブリッジのポートの中で、最も低いルートパスコストになるポートがルートポートになります(ルートブリッジはルートポートを持ちません)。同じルートパスコストになるポートがブリッジに複数存在する場合は、より良いポートIDを持つものがルートポートになります。ポートIDはブリッジ内の各ポートで異なる値が割り当てられた部分(固定)と、変更可能なプライオリティ項目(9.2.7参照)で構成されます。ポートプライオリティの優先度はポートIDを数値的に比較して、より低い値をより良いものとします。
引用:
Each LAN in the Bridged Local Area Network also has an associated Root Path Cost. This is the Root Path Cost of the lowest cost Bridge with a Bridge Port connected to that LAN. This Bridge is selected as the Designated Bridge for that LAN. If there are two or more Bridges with the same Root Path Cost, then the Bridge with the best priority (least numerical value) is selected as the Designated Bridge. The Bridge Port on the Designated Bridge that is connected to the LAN is assigned the role of Designated Port for that LAN.
各LANセグメント(注:ブリッジ間接続)ごとにもルートパスコストがあります。これは「そのLANに接続されたブリッジのうち最も低いコストを持つブリッジのルートパスコスト」になります。このブリッジは当該LANセグメントにおいて「指定ブリッジ」として選出されます。同一LANセグメントに同じルートパスコストを持つブリッジが複数存在する場合、最も良い(数値的に最も低い)ブリッジプライオリティを持つブリッジが指定ブリッジになります。当該LANセグメントに接続されている指定ブリッジのポートが、そのLANセグメントにおける指定ポートとなります。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018-3-7 14:49
Pnt266_005  半人前   投稿数: 9
意訳を付けてくださり、ありがとうございます。
STPにおける指定ポートの選出は、やはりRPのルートパスコストで決まるんですね

質問に答えていただき、ありがとうございました。
CCNAの合格に向けて頑張ります。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2018-3-11 22:24 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
がんばってくださいね!

今日本屋に行ったついでにちら見したら、ICND2 合格教本にそれっぽいのを見つけましたが…あってるかな

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