問題ID: 12717 フレームリレーにおけるDLCIとは?

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 | 投稿日時 2013-11-20 17:56
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
問題ID: 12717 の解答が正しいのか質問です。

解答:
○ローカルルータとフレームリレースイッチ間の論理回線を特定する

参考URL・ITpro「WANプロトコル編 第3回 フレームリレーの基本を知る 」より
 各拠点のDTE間でVC(Virtual Circuit)と呼ばれる仮想的な通信路を設定します。
 VCは1つの物理回線上に複数設定することができます。
(省略)
 VCを識別する番号をDLCI(Data Link Channel Identifier:データリンクチャネル識別子)と呼びます。
 DLCIは「あて先のアドレス」ではなく、「VCの識別番号」であることがポイントです。
 あくまで、そのDTEにとって「VCを識別する」ための番号なので(以下省略)

■質問
 参考URLからすると、
 DLCIとは、「ローカルルータとリモートルータ」間の論理回線を特定するもの
 のように思うのですが、「リモートルータ」でなく「フレームスイッチ」と解答の肢にはあるのは意図してのことでしょうか?
 実際はどうなんでしょうか?
 解説からはどちらのフレームリレーを指しているかわかりませんが、

 ・ローカルルータと(ローカル側の)フレームリレースイッチ間だと
 「アクセス回線」という単語もあるし、

 ・ローカルルータと(リモートルータ側の)フレームリレースイッチ間だと、
  厳密にはVCが指す区間とは違う気がするのですが。

 解答の別肢に「ローカルルータとリモートルータ間の物理回線を特定する」というVCと認識している
 区間の「仮想回線(論理回線)」を「物理回線」に変えただけの選択肢もあるだけに

「ローカルルータとフレームリレースイッチ間」としている文言が正しいのか気になります。

他の問題(ID:12522等)の解説で、VCは「DTE−DTE間」の通信を確立する仮想回線とあり、

赤色の点線もルータからルータまで引かれています。

解答にあえて「〜間の論理回線」と書くのであれば「ローカルルータとリモートルータ間の論理回線を特定する」

ではないでしょうか?

他の解説にも渡る部分ですので、よろしくお願いします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013-11-20 19:34 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
以下の構成でフレームリレーネットワークを作ってみてください。
それぞれのルータの接続がフレームリレースイッチによって中継されますが、論理回線(=DLCI)がローカルルータ→リモートルータの識別用ではないのがわかると思います。

・めんどくさいのでInverseARP有効にしてます
・それぞれのIPアドレスがping疎通可能か確認してみてください

FRSW:
configure terminal
!
frame-relay switching
!
interface Serial1/1
 description *** to R1 ***
 no ip address
 encapsulation frame-relay
 clock rate 2000000
 frame-relay intf-type dce
 frame-relay route 101 interface Serial1/2 201
 no shutdown
!
interface Serial1/2
 description *** to R2 ***
 no ip address
 encapsulation frame-relay
 clock rate 2000000
 frame-relay intf-type dce
 frame-relay route 201 interface Serial1/1 101
 frame-relay route 203 interface Serial1/3 301
 no shutdown
!
interface Serial1/3
 description *** to R3 ***
 no ip address
 encapsulation frame-relay
 clock rate 2000000
 frame-relay intf-type dce
 frame-relay route 301 interface Serial1/2 203
 no shutdown
!
end
R1:
configure terminal
!
hostname R1
!
interface Serial0/0
 ip address 192.168.12.1 255.255.255.0
 encapsulation frame-relay
 frame-relay interface-dlci 101
 no shutdown
!
end
R2:
configure terminal
!
hostname R2
!
interface Serial0/0
 encapsulation frame-relay
 no ip address
 no shutdown
!
interface Serial0/0.1 point-to-point
 ip address 192.168.12.2 255.255.255.0
 frame-relay interface-dlci 201
!
interface Serial0/0.3 point-to-point
 ip address 192.168.23.2 255.255.255.0
 frame-relay interface-dlci 203
!
end
R3:
configure terminal
!
hostname R3
!
interface Serial0/0
 ip address 192.168.23.3 255.255.255.0
 encapsulation frame-relay
 frame-relay interface-dlci 301
 no shutdown
!
end
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013-11-21 15:03 | 最終変更
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
いつもありがとうございます。

さっそく、GNS3にて意味もわからずとりあえず全部入力して考えることにしました。

ルータってフレームスイッチにもなるものなんですね。

そもそもフレームリレースイッチって知らなかったのでぐぐってみました。50cm角×高さ1m弱。重さ120kg。
スイッチっていうので、ルータくらいの大きさをイメージしてました。

今回、ルータをフレームリレースイッチに見立てて?

設定したわけですが、

つまり、このバカでかい箱にも、ルータに設定したような

入力のDLCIの値(Input Dlci)と、出力のDLCIの値(Output Dlci)と出力ポート(Output Intf)を関連付けるような設定をするものなんですね?(と解釈しましたが。)
たぶん↓のようなテーブルができるもんだと。

FRSW#show frame-relay route
Input Intf Input Dlci Output Intf Output Dlci Status
Serial1/1 101 Serial1/2 201 active
Serial1/2 201 Serial1/1 101 active
Serial1/2 203 Serial1/3 301 active
Serial1/3 301 Serial1/2 203 active



それで、ローカルルータで設定しているDLCIは

あくまで「直近のフレームスイッチまでのPVCはこれだ!」
ということを示す識別番号。



まとめると、

・VCはローカルDTEからリモートDTEまでの全行程。

・DLCIは全行程を識別するためにあるもんではない。

・DLCIはたくさんあるVCのうちどれを使って、次の1区間を通信するか指定するための番号。
  1区間は ローカルルータから直近のフレームリレースイッチ間だったり、
       フレームリレースイッチからフレームリレースイッチ間だったり、
       リモートルータ直近のフレームリレースイッチからリモートルータ間
  と、色々ある。


違うネットワークにIPを飛ばすのに、
ルータごとに送信元MACアドレスを付け替えるような感じですね?


ちなみにまだ、考え中なのですが

Pingは、

R1(S0/0)−R2(S0/0.1)疎通あり
R1(S0/0)−R2(S0/0.2)疎通なし
R2(S0/0)−R1(S0/0)  疎通あり
R2(S0/0)−R3(S0/0)  疎通なし
R3(S0/0)−R1(S0/0)  疎通なし
R3(S0/0)−R2(S0/0.1)疎通なし
R3(S0/0)−R2(S0/0.2)疎通なし

の結果になりました。

どうしてそうなるかは・・・これから、考えます。

それにしても、point-to-point接続ではframe-relay mapコマンドが使えない(なぜ使えないのかは謎ですが。)ためにあるコマンドが「frame-relay interface-dlci」コマンドだと思っていたのですが、どんな時でも使ったりするんですね。

なんか、frame-relay mapコマンドって要らない気がしてきます。

とにかく、一歩前進できました。

ありがとうございます。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013-11-21 16:29 | 最終変更
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
追記:すみません。

   R2で、サブインターフェースs0/0.3のところをs0/0.2で設定していました。

そこで、サブインターフェースをnoコマンドで
削除したのですが、まずかったようで、

「Not all config may be removed and may reappear after reactivating the sub-interface」
(すべてのコンフィグは削除されるとは限らないかもしれないし、サブインターフェースを復活した後に再現するかもしれません。)


2(config)#int s0/0
R2(config-if)#no int s0/0.2
Not all config may be removed and may reappear after reactivating the sub-interface
R2(config)#show run
^
% Invalid input detected at '^' marker.

R2(config)#do show run
Building configuration...

(省略)

interface Serial0/0
no ip address
encapsulation frame-relay
clock rate 2000000
!
interface Serial0/0.1 point-to-point
ip address 192.168.12.2 255.255.255.0
snmp trap link-status
frame-relay interface-dlci 201
!
interface Serial0/0.3 point-to-point
ip address 192.168.23.2 255.255.255.0
snmp trap link-status
frame-relay interface-dlci 203
!

一応、show runの表示上は削除されたっぽいのですが、
それでも、設定が残ってたりすることは
あるのでしょうか?

それと、s0/0.2の削除はどうやるべきだったのでしょうか?

clear?
erase?

いろいろと、使い分けがあるみたいですが皆さんはどうやって
覚えてるのでしょう?

修正後
R1(S0/0)−R2(S0/0.1)疎通あり
R1(S0/0)−R2(S0/0.3)疎通なし
R2(S0/0)−R1(S0/0)  疎通あり
R2(S0/0)−R3(S0/0)  疎通あり*
R3(S0/0)−R1(S0/0)  疎通なし
R3(S0/0)−R2(S0/0.1)疎通なし
R3(S0/0)−R2(S0/0.3)疎通あり*


以上、よろしくお願いします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013-11-22 9:18
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
なんか、frame-relay mapコマンドって要らない気がしてきます。
なるほど、ではちょっとR2のコンフィグ変えてみますね。
pingの結果もそれに伴って少し変わります。

※混乱のもとになると思いますので、あまりこの内容にこだわりすぎない方がいいですよ。
とりあえずDLCI, frame-relay map, Inverse-ARPについて理解していれば大丈夫です。

R2:
configure terminal
!
hostname R2
!
interface Serial0/0
 encapsulation frame-relay
 ip address 192.168.12.2 255.255.255.0
 frame-relay map ip 192.168.12.1 201
 frame-relay map ip 192.168.23.3 203
 no shutdown
!
end

フレームリレーってきちんと理解しようとすると結構大変なんですよね…
しかもいまどきそんな使われないのに

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