フレームリレーのサブインターフェイスによるスプリットホライズン問題の解決

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2016-8-2 11:28 | 最終変更
kei1010  半人前   投稿数: 6
連続での質問失礼いたします。
今回は純粋にわからないことがあって質問致しました。
題のとおり、フレームリレーにおけるサブインターフェイスによるスプリットホライズン問題の解決の方法なのですが、CCNAイージスでは
フルメッシュトポロジーに変更
スプリットホライズンの無効化
サブインターフェースの作成
となっており、注釈で「マルチポイントサブI/FではNBMAのスプリットホライズン問題は解消しないため、少なくともパーシャルメッシュにします。」
と書かれております。これはマルチポイントサブインターフェイスでは問題を解決できないということでしょうか。ならばフルメッシュトポロジーでもマルチポイントサブインターフェイスを利用している場合は問題解決にならないという認識でよろしいのでしょうか。

また、ポイントツーポイントサブインターフェイスをマルチポイントサブインターフェイスに変更した場合のメリット、デメリットもいろいろ教えて頂けると幸いです。

回答よろしくお願いします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2016-8-4 10:21
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
誰からも返信がつかないので…

まず、kei1010さんの質問のポイントがつかめないので確認したいのですが
・フレームリレーのサブインターフェースタイプ(point-to-pointかmultipointか)の話
・トポロジ毎のスプリットホライズンの影響
のどちらの話をしたいのですか?

マルチポイントサブインターフェースにするということは、1つのインターフェースで複数の相手と接続するということですよね?接続相手ごとに異なるインターフェースではないため、スプリットホライズンのルールである「あるインターフェースから受信した経路情報を、同じインターフェースから送信しない」に該当してしまいます。
しかし、「フルメッシュトポロジ」にするということは、「全てのデバイスがお互いに直接接続する」事になりますので、ある拠点からのルーティング情報はかならず直接接続したインターフェースからもらえますので、スプリットホライズンのルールに該当したとしても、別のインターフェースから情報をもらえますので、問題にならないですよね?

と、文字ばっかりで説明しようとしてもすごくわかりにくくなるので、可能であればご自身で再度CCNAイージスの該当ページの図などを見ながら、トポロジやインターフェース、アドレスの状況を整理してみてください。

#図は付けられないし、動画で説明するには手間が掛かり過ぎるので…
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2016-8-4 10:45
kei1010  半人前   投稿数: 6
お返事ありがとうございます。

私が知りたい点としましては、フルメッシュトポロジーでのスプリットホライズンの問題解決はなぜできるのかという点、ということになりますかね・・・

CCNAイージスを読む限り、マルチポイントサブインターフェースはフルメッシュまたはパーシャルメッシュの構成で使用するインターフェースと書かれています。
これはつまりフルメッシュ=マルチポイントサブインターフェースで構成されるものと私は認識しています(定かでは無いのですが)。

それではスプリットホライズンの問題点の解決方法として、「フルメッシュトポロジーに変更」というのはCCNAイージス内の注釈にある「マルチポイントサブI/FではNBMAのスプリットホライズン問題は解消しない」と書かれていることと矛盾が生じているのでは?
といった疑問から、今回の質問に至りました。

根本から私の考え違いなのかとも思っているのですが、明確にその考え方は違うのだと直接どなたかに的確な指摘と理由を教えて頂ければと考えての投稿というわけです。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2016-8-4 11:57 | 最終変更
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
うーん…

疑問のもととなった記述のページは以下のURLでよいでしょうか?
http://www.infraexpert.com/study/framerelayz3.html

あっているという前提でお話するのですが、このページにはこう書かれていますね。
引用:
◆ フレームリレー:NBMAの問題点

 NBMAでは下図のように1対Nの接続構成の場合、スプリットホライズンにより問題が発生してしまいます。
 スプリットホライズンは、あるインターフェースから受信した経路情報を、同じインターフェースから送信しない機能のこと。
で、その真ん中あたりにサブインターフェースについての解説もあります。ここが「マルチポイントサブインターフェースはフルメッシュまたはパーシャルメッシュの構成で使用するインターフェースと書かれています。」とおっしゃっている部分ですかね。
引用:
◆ フレームリレー:2種類のサブインターフェース

 サブインタフェースは、1つの物理インターフェースを論理的に複数に分割したインターフェースのことです。
 サブインターフェースには以下の2種類があります。

ポイントツーポイントサブインターフェース
 1つのサブインターフェースで、1つのPVC接続を確立する際に使用する。
 ハブアンドスポークの構成に適したサブインターフェース。

マルチポイントサブインターフェース
 1つのサブインターフェースで、複数のPVC接続を確立する際に使用する。
 フルメッシュまたはパーシャルメッシュの構成で使用するインターフェース。
マルチポイントサブインターフェースの太字にした部分は「マルチポイントサブインターフェースは1対Nの接続になるインターフェース」という意味です。これが一番上で言った「スプリットホライズンの問題が発生する」ポイントです。
どういうイメージになるのかというと、当該ページの以下の図の「サブインターフェースを作成しない場合」におけるR1のS0/0インターフェースがS0/0.1 multipointになるだけです。
http://www.infraexpert.com/network/frame-relay11.gif
これだと1対Nのままなので、スプリットホライズンの問題が解決しないというのはイメージできますか?

ではフルメッシュ、パーシャルメッシュの場合は?というと、同じく以下のイメージです。
http://www.infraexpert.com/network/frame-relay13.gif
また、この図の直上には以下の記述もあります。
引用:
パーシャルメッシュということはそもそもスプリットホライズンの問題が発生しないのでマルチポイントのサブインターフェースがNBMAでのスプリットホライズンの問題を解消しない点は気にする必要がない。
スプリットホライズンは「学習したインターフェースからは学習した情報を送信しない」機能であり、「学習した情報は学習したインターフェース以外のインターフェースから送信する」ことができますので、メッシュ構成を取れば別ルートで学習できるようになるのです。
上の図で言えば、R3が広告した経路(10.1.2.0/24)はR1に届くが、スプリットホライズンによってR1のS0/0.2からは送信されないため、R4はR1から10.1.2.0/24の情報を得ることはできません。しかし、R3-R4が直接接続されているので、R4はR3から10.1.2.0/24の情報を得ることができます(R3が10.1.3.0/24を学習するのも同様)。そういう理屈でメッシュ構成の場合はスプリットホライズン問題を気にする必要がありません。

以上が
引用:
私が知りたい点としましては、フルメッシュトポロジーでのスプリットホライズンの問題解決はなぜできるのかという点、ということになりますかね・・・
に関する部分です。

次に
引用:
これはつまりフルメッシュ=マルチポイントサブインターフェースで構成されるものと私は認識しています(定かでは無いのですが)。
フルメッシュとはトポロジの1パターンですので、マルチポイントサブインターフェースでしか作成できないというものではありません。
・R1からR2,R3,R4に接続するpoint-to-pointサブインターフェースを3つ
・R2からR1,R3,R4に接続するpoint-to-pointサブインターフェースを3つ
・R3からR1,R2,R4に接続するpoint-to-pointサブインターフェースを3つ
・R4からR1,R2,R3に接続するpoint-to-pointサブインターフェースを3つ
とすれば、これでも フルメッシュ構成ですよね?
※R2,R3,R4側にも適切なPVC(DLCI)が用意されていることが前提になりますが
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016-8-4 13:41
kei1010  半人前   投稿数: 6
丁寧にしっかりとしたご説明ありがとうございます。

やはり認識違いということですね。サブインターフェイスについての勉強不足が良くわかりました。これで少しはICND2に近づけたと感じます。

ありがとうございました。

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