【回答済】EIGRPのフィージブルサクセサ選定方法について
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niizumi
投稿数: 15
|10.1.1.0までのルート|FD値|AD値|
|------------------------------+------+------|
|R1→R2→R5→10.1.1.0/24|2000|1000|
|R1→R3→R5→10.1.1.0/24|3000|1500|
|R1→R4→R5→10.1.1.0/24|5000|3000|
(以下、「R1からR(2/3/4),R5を経由する10.1.1.0番ネットワークへのルート」と記載するのが正しいとは思いますが、省略し「R(2/3/4)」と記載させていただきます。)
ICND2の黒本P317に、サクセサがダウンすると、
再計算なしでフィージブルサクセサをサクセサに切り替える。
この時、R4のAD値は、R3のFD値より小さくない(R4のAD値<R3のFD値 に当てはまらない)為、フィージブルサクセサにならない。
と、記載されていました。
この記載をみると、
黒本と同一条件の図の場合、
R4のAD値<R3のFD値 かつ、 R2のFD値<R4のAD値 のとき、
R2が何らかの原因によってダウンし、R3がサクセサに昇格した際、
R4のAD値<R3のFDとなる為、フィージブルサクセサに指定されると思いました。
そのため、PacketTracer6にて黒本の図と同じ回路を組み、試験してみたところ、何故かR3がサクセサに昇格してもR4がフィージブルサクセサに指定されるどころか、そもそもトポロジーを見てもR4は表記されておらず、
ケーブルを一度抜いて刺しなおす等、強制的にアップデートを行わせた時に初めて、R4がフィージブルサクセサに指定されました。
しかし、黒本や30分ネットワーキングを見ても基本的には自動的にフィージブルサクセサに指定される様な雰囲気の表記をされているため、
自分の設定のどこが間違っているのか、全然わかりませんでした。
そのため、Cisco社のEIGRPに関連する資料も目に通したのですが…全然手掛かりが掴めず…
これはどの様に設定をすればフィージブルサクセサに指定されるのでしょうか?
現在の状況としては、R2,R3,R4が存在しているとき、R2がサクセサ、R3がフィージブルサクセサとなり、
トポロジーにはall-linksを入れてもケーブルを刺しなおしても電源入れなおしてもR4は表示されない。
R2が切断され、R3がサクセサへ昇格した後も、R4はトポロジーに表示されない。
R3がサクセサへ昇格した後、R4のケーブルを刺しなおすとトポロジーにフィージブルサクセサとして表示される。
よろしくお願いいたします。
(追記1)
意識せず多重投稿となっていたため、最初に投稿した同一案件を削除させていただきました。
あと、上記の文ですと、何を聞いているのかわからないので追記させていただきます。
私の求めている回答は、2点です。
・仕様であるかどうか。
・仕様でないなら解決法、仕様なら回避する方法が存在するかどうか。
よろしくお願いします。
(追記2)
arashi1977様から検証結果及び回答をいただき、
質問に対する回答をいただいたということで件名に回答済と付与させていただきました。
|------------------------------+------+------|
|R1→R2→R5→10.1.1.0/24|2000|1000|
|R1→R3→R5→10.1.1.0/24|3000|1500|
|R1→R4→R5→10.1.1.0/24|5000|3000|
(以下、「R1からR(2/3/4),R5を経由する10.1.1.0番ネットワークへのルート」と記載するのが正しいとは思いますが、省略し「R(2/3/4)」と記載させていただきます。)
ICND2の黒本P317に、サクセサがダウンすると、
再計算なしでフィージブルサクセサをサクセサに切り替える。
この時、R4のAD値は、R3のFD値より小さくない(R4のAD値<R3のFD値 に当てはまらない)為、フィージブルサクセサにならない。
と、記載されていました。
この記載をみると、
黒本と同一条件の図の場合、
R4のAD値<R3のFD値 かつ、 R2のFD値<R4のAD値 のとき、
R2が何らかの原因によってダウンし、R3がサクセサに昇格した際、
R4のAD値<R3のFDとなる為、フィージブルサクセサに指定されると思いました。
そのため、PacketTracer6にて黒本の図と同じ回路を組み、試験してみたところ、何故かR3がサクセサに昇格してもR4がフィージブルサクセサに指定されるどころか、そもそもトポロジーを見てもR4は表記されておらず、
ケーブルを一度抜いて刺しなおす等、強制的にアップデートを行わせた時に初めて、R4がフィージブルサクセサに指定されました。
しかし、黒本や30分ネットワーキングを見ても基本的には自動的にフィージブルサクセサに指定される様な雰囲気の表記をされているため、
自分の設定のどこが間違っているのか、全然わかりませんでした。
そのため、Cisco社のEIGRPに関連する資料も目に通したのですが…全然手掛かりが掴めず…
これはどの様に設定をすればフィージブルサクセサに指定されるのでしょうか?
現在の状況としては、R2,R3,R4が存在しているとき、R2がサクセサ、R3がフィージブルサクセサとなり、
トポロジーにはall-linksを入れてもケーブルを刺しなおしても電源入れなおしてもR4は表示されない。
R2が切断され、R3がサクセサへ昇格した後も、R4はトポロジーに表示されない。
R3がサクセサへ昇格した後、R4のケーブルを刺しなおすとトポロジーにフィージブルサクセサとして表示される。
よろしくお願いいたします。
(追記1)
意識せず多重投稿となっていたため、最初に投稿した同一案件を削除させていただきました。
あと、上記の文ですと、何を聞いているのかわからないので追記させていただきます。
私の求めている回答は、2点です。
・仕様であるかどうか。
・仕様でないなら解決法、仕様なら回避する方法が存在するかどうか。
よろしくお願いします。
(追記2)
arashi1977様から検証結果及び回答をいただき、
質問に対する回答をいただいたということで件名に回答済と付与させていただきました。
Re: EIGRPのフィージブルサクセサ選定方法について
msg# 1.1
arashi1977
居住地: 広島
投稿数: 1715
引用:残念ながら私はICND2の黒本もPacketTracer6も持っていないので、どういう構成を作ったのか、どういう検証を行ったのかがniizumiさんの投稿からは読み取れませんでした。
再現可能な情報を提供していただくことは可能ですか?
ICND2の黒本P317に、サクセサがダウンすると、
(略)
黒本と同一条件の図の場合、
(略)
そのため、PacketTracer6にて黒本の図と同じ回路を組み
(略)
しかし、黒本や30分ネットワーキングを見ても
再現可能な情報を提供していただくことは可能ですか?
Re: EIGRPのフィージブルサクセサ選定方法について
msg# 1.2
niizumi
投稿数: 15
図としては、
R1がR2,R3,R4と接続している。
R5がR2,R3,R4,10.1.1.0/24と接続している。
R1-R2間のコスト 1000
R2-R5間のコスト 500
R1-R3間のコスト 1500
R3-R5間のコスト 1000
R1-R4間のコスト 2000
R4-R5間のコスト 2500
R5-10.1.1.0/24間のコスト 500
R1のトポロジーテーブル(10.1.1.0/24)
|ネクストホップ|FD値|AD値|
|--------+----+----|
|R2 |2000|1000|
|R3 |3000|1500|
|R4 |5000|3000|
これが黒本の記載内容です。
自分の指定は…
|ネクストホップ|FD値 |AD値 |
|--------+-----+-----|
|R2 |33280|30720|
|R3 |44032|30720|
|R4 |44032|41472|(表示されていない)
全てファストイーサネットにて接続されています。
k値はデフォルトで、コストの変更にはbandwidthコマンドを用いました。
R1-R2,R2-R5,R3-R5,R5-目的ネットワーク
はデフォルト(100Mbps)、
R1-R3,R1-R4,R4-R5は70000(70Mbps)
です。
IPアドレスは
R1-R2は192.168.1.1及び.2/24
R1-R3は192.168.2.1及び.2/24
R1-R4は192.168.3.1及び.2/24
R2-R5は192.168.4.1及び.2/24
R3-R5は192.168.5.1及び.2/24
R4-R5は192.168.6.1及び.2/24
R5-目的ネットワーク(PCを1台設置)は192.168.7.1及び.2/24
です。
何の情報を書くべきか、正直わからないので聞いていただけると嬉しいです。
また、制作したデータも、アップローダーを指定していただければアップロードいたします。
R1がR2,R3,R4と接続している。
R5がR2,R3,R4,10.1.1.0/24と接続している。
R1-R2間のコスト 1000
R2-R5間のコスト 500
R1-R3間のコスト 1500
R3-R5間のコスト 1000
R1-R4間のコスト 2000
R4-R5間のコスト 2500
R5-10.1.1.0/24間のコスト 500
R1のトポロジーテーブル(10.1.1.0/24)
|ネクストホップ|FD値|AD値|
|--------+----+----|
|R2 |2000|1000|
|R3 |3000|1500|
|R4 |5000|3000|
これが黒本の記載内容です。
自分の指定は…
|ネクストホップ|FD値 |AD値 |
|--------+-----+-----|
|R2 |33280|30720|
|R3 |44032|30720|
|R4 |44032|41472|(表示されていない)
全てファストイーサネットにて接続されています。
k値はデフォルトで、コストの変更にはbandwidthコマンドを用いました。
R1-R2,R2-R5,R3-R5,R5-目的ネットワーク
はデフォルト(100Mbps)、
R1-R3,R1-R4,R4-R5は70000(70Mbps)
です。
IPアドレスは
R1-R2は192.168.1.1及び.2/24
R1-R3は192.168.2.1及び.2/24
R1-R4は192.168.3.1及び.2/24
R2-R5は192.168.4.1及び.2/24
R3-R5は192.168.5.1及び.2/24
R4-R5は192.168.6.1及び.2/24
R5-目的ネットワーク(PCを1台設置)は192.168.7.1及び.2/24
です。
何の情報を書くべきか、正直わからないので聞いていただけると嬉しいです。
また、制作したデータも、アップローダーを指定していただければアップロードいたします。
Re: EIGRPのフィージブルサクセサ選定方法について
msg# 1.2.1
arashi1977
居住地: 広島
投稿数: 1715
正直ICND2のレベルじゃない話になってる気がするのでどこまで掘り下げるか悩ましいのですが…
まず、質問は2つあると思うのですが、あってますかね?
・PacketTracer6で構築した検証用構成で、R4のパスが正しく出てこないが、これは仕様か?
・フィージブルサクセサの選出はどのように行われるのか?
正直なところ、前者についてはPacketTracerを使ったことがないのでわかりません。また、どのような構成を作られたのかもわからないので、PacketTracerの入手元にお尋ねいただくのがいいかもしれません。
後者についてはすご〜く長くなるので、お時間があれば以下をご確認ください。
なお、冒頭にも書きましたが、本来はCCIE筆記のレベルのはずです…
まず、条件がよく見えないのと、私のGNS3の環境で思ったようにniizumiさんの構成が再現できないので、こちらで勝手に条件を整えました。
・K値は0 0 0 1 0 0(遅延のみでメトリック計算)とする
・bandwidthの代わりにdelayコマンドでメトリック調整を行う(bandwidth 100000=delay 50、bandwidth 70000=delay 100)
・R5の向こう側がよくわからなかったので、R6を作成し、R6のLoopback0を10.1.1.1/24 delay 50とする。もちろん10.1.1.0/24もEIGRPで広告させる
各ルータのコンフィグは以下のとおりです。
その結果、R1のトポロジテーブルはこうなりました。
・2行目の「State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 51200」とR2(192.168.1.2)経由のメトリックは(51200/38400)から、サクセサはR2であることがわかる。
・サクセサのFD(51200)よりも小さいAD(64000/38400)を持つ経路(R3:192.168.2.2経由)が存在するため、R3がフィージブルサクセサであることがわかる。
・R4のADはサクセサのFDと同じであるためフィージブルサクセサとならない
ここでR2でR1とのリンクをshutdownすると、R1のトポロジテーブルはこう変わります。
2行目が以前と同じく「1 Successor(s), FD is 51200」となっているのがわかります。しかしR2経由のパスは存在していないので、この表示はおかしいですよね?じゃあ通信できないのかって言うとそんなことはありません。ご存じの通り、フィージブルサクセサを使って通信できます。
ここでルーティングテーブルを見るとトポロジテーブルにある通り、メトリックは64000であることがわかります。先ほどの「1 Successor(s), FD is 51200」と違う値です。つまり「今はフィージブルサクセサを使ってるけど、本来のサクセサのFDは51200だからね!」って言ってるわけです。
ではR3側でR1とのリンクを切断するとトポロジテーブル上どうなるかというと、サクセサもフィージブルサクセサもなくなるため、再計算が行われて再度サクセサとフィージブルサクセサが選出されます。
2行目が「1 Successor(s), FD is 76800」となり、R3(76800/51200)のFDである76800が表示されていることがわかります。よってR3がサクセサであるといえます。
ということで、フィージブルサクセサの選出とかについては
・フィージブルサクセサはサクセサダウンの際に経路の再計算をせず速やかに切り替えるためのバックアップパス
・サクセサもフィージブルサクセサもなくなったら、しかたがないので経路の再計算とサクセサ・フィージブルサクセサの選出を行う
ということになるんですね。
なので、リンク障害などでサクセサがダウンしても、その時点でサクセサでもフィージブルサクセサでもないパスについてはそのまま(勝手には昇格しない)なんですね。
な、長かった…
まず、質問は2つあると思うのですが、あってますかね?
・PacketTracer6で構築した検証用構成で、R4のパスが正しく出てこないが、これは仕様か?
・フィージブルサクセサの選出はどのように行われるのか?
正直なところ、前者についてはPacketTracerを使ったことがないのでわかりません。また、どのような構成を作られたのかもわからないので、PacketTracerの入手元にお尋ねいただくのがいいかもしれません。
後者についてはすご〜く長くなるので、お時間があれば以下をご確認ください。
なお、冒頭にも書きましたが、本来はCCIE筆記のレベルのはずです…
まず、条件がよく見えないのと、私のGNS3の環境で思ったようにniizumiさんの構成が再現できないので、こちらで勝手に条件を整えました。
・K値は0 0 0 1 0 0(遅延のみでメトリック計算)とする
・bandwidthの代わりにdelayコマンドでメトリック調整を行う(bandwidth 100000=delay 50、bandwidth 70000=delay 100)
・R5の向こう側がよくわからなかったので、R6を作成し、R6のLoopback0を10.1.1.1/24 delay 50とする。もちろん10.1.1.0/24もEIGRPで広告させる
各ルータのコンフィグは以下のとおりです。
R1:
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
ip address 192.168.2.1 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet1/0
ip address 192.168.3.1 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet2/0
no ip address
shutdown
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
R2:
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.1.2 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
ip address 192.168.4.1 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
R3:
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.2.2 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
ip address 192.168.5.1 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
R4:
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.3.2 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
ip address 192.168.6.1 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
R5:
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.4.2 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
ip address 192.168.5.2 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet1/0
ip address 192.168.6.2 255.255.255.0
delay 100
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet2/0
ip address 192.168.7.1 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
R6:
interface Loopback0
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
delay 50
interface FastEthernet0/0
ip address 192.168.7.2 255.255.255.0
delay 50
duplex auto
speed auto
interface FastEthernet0/1
no ip address
shutdown
duplex auto
speed auto
router eigrp 1
network 10.0.0.0
network 192.168.0.0 0.0.255.255
metric weights 0 0 0 1 0 0
no auto-summary
その結果、R1のトポロジテーブルはこうなりました。
R1#show ip eigrp topology
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)
Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status
P 10.1.1.0/24, 1 successors, FD is 51200
via 192.168.1.2 (51200/38400), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (64000/38400), FastEthernet0/1
(略)
R1#show ip eigrp topology all-links
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)
Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status
P 10.1.1.0/24, 1 successors, FD is 51200, serno 89
via 192.168.1.2 (51200/38400), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (64000/38400), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (76800/51200), FastEthernet1/0
(略)
R1#show ip eigrp topology 10.1.1.0/24
IP-EIGRP (AS 1): Topology entry for 10.1.1.0/24
State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 51200
Routing Descriptor Blocks:
192.168.1.2 (FastEthernet0/0), from 192.168.1.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (51200/38400), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 2000 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
192.168.2.2 (FastEthernet0/1), from 192.168.2.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (64000/38400), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 2500 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
192.168.3.2 (FastEthernet1/0), from 192.168.3.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (76800/51200), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 3000 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
・サクセサのFD(51200)よりも小さいAD(64000/38400)を持つ経路(R3:192.168.2.2経由)が存在するため、R3がフィージブルサクセサであることがわかる。
・R4のADはサクセサのFDと同じであるためフィージブルサクセサとならない
ここでR2でR1とのリンクをshutdownすると、R1のトポロジテーブルはこう変わります。
R1#show ip eigrp topology 10.1.1.0/24
IP-EIGRP (AS 1): Topology entry for 10.1.1.0/24
State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 51200
Routing Descriptor Blocks:
192.168.2.2 (FastEthernet0/1), from 192.168.2.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (64000/38400), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 2500 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
192.168.3.2 (FastEthernet1/0), from 192.168.3.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (76800/51200), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 3000 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
R1#ping 10.1.1.1
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.1.1.1, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 24/33/48 ms
R1#traceroute 10.1.1.1
Type escape sequence to abort.
Tracing the route to 10.1.1.1
1 192.168.2.2 8 msec 24 msec 20 msec
2 192.168.5.2 36 msec 32 msec 24 msec
3 192.168.7.2 56 msec 48 msec 76 msec
R1#show ip route 10.1.1.0 255.255.255.0
Routing entry for 10.1.1.0/24
Known via "eigrp 1", distance 90, metric 64000, type internal
Redistributing via eigrp 1
Last update from 192.168.2.2 on FastEthernet0/1, 00:02:13 ago
Routing Descriptor Blocks:
* 192.168.2.2, from 192.168.2.2, 00:02:13 ago, via FastEthernet0/1
Route metric is 64000, traffic share count is 1
Total delay is 2500 microseconds, minimum bandwidth is 10000 Kbit
Reliability 255/255, minimum MTU 1500 bytes
Loading 1/255, Hops 3
ではR3側でR1とのリンクを切断するとトポロジテーブル上どうなるかというと、サクセサもフィージブルサクセサもなくなるため、再計算が行われて再度サクセサとフィージブルサクセサが選出されます。
R1#show ip eigrp topology 10.1.1.0/24
IP-EIGRP (AS 1): Topology entry for 10.1.1.0/24
State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 76800
Routing Descriptor Blocks:
192.168.3.2 (FastEthernet1/0), from 192.168.3.2, Send flag is 0x0
Composite metric is (76800/51200), Route is Internal
Vector metric:
Minimum bandwidth is 10000 Kbit
Total delay is 3000 microseconds
Reliability is 255/255
Load is 1/255
Minimum MTU is 1500
Hop count is 3
ということで、フィージブルサクセサの選出とかについては
・フィージブルサクセサはサクセサダウンの際に経路の再計算をせず速やかに切り替えるためのバックアップパス
・サクセサもフィージブルサクセサもなくなったら、しかたがないので経路の再計算とサクセサ・フィージブルサクセサの選出を行う
ということになるんですね。
なので、リンク障害などでサクセサがダウンしても、その時点でサクセサでもフィージブルサクセサでもないパスについてはそのまま(勝手には昇格しない)なんですね。
な、長かった…
Re: EIGRPのフィージブルサクセサ選定方法について
msg# 1.2.1.1
niizumi
投稿数: 15
arashi1977様
検証及び回答、そしてわかりやすい解説をありがとうございます。
自分の方でも使用するコマンドを変える等、休日に何度かトライしてみたのですが結果が異なってしまい、返信が遅くなりました。
相談に乗っていただいたのに申し訳ございません。
結果としてはうまくいかなかったのですが、検証のデータを見て、それを資料として勉強させていただいております。
今回の回答をいただき、どういう動きをするのが正しいのかということが分かりました。
また何かご縁があったらよろしくお願いいたします。
検証及び回答、そしてわかりやすい解説をありがとうございます。
自分の方でも使用するコマンドを変える等、休日に何度かトライしてみたのですが結果が異なってしまい、返信が遅くなりました。
相談に乗っていただいたのに申し訳ございません。
結果としてはうまくいかなかったのですが、検証のデータを見て、それを資料として勉強させていただいております。
今回の回答をいただき、どういう動きをするのが正しいのかということが分かりました。
また何かご縁があったらよろしくお願いいたします。