Re: 問題ID:12187について

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なし Re: 問題ID:12187について

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015-9-20 20:18 | 最終変更
antares01  長老   投稿数: 690
引用:
・スイッチCの対向側のスイッチの3つのポートがルートポート
この辺が怪しいですね。ここを一律でRBの対向はルートポートと覚えてしまった感じでしょうか。

順番にみていきましょう。以降では次のように略します。
RB=ルートブリッジ
RP=ルートポート
DP=指定ポート(代表ポート)
NDP=非指定ポート(ブロッキングポート)


1.RBの選出
1)RBはまずはプライオリティだけを比較し、最小のSWが選出されます。
2)プライオリティが同じ場合は最小のMACアドレスを持つSWが選出されます。
・プライオリティとMACアドレスを合わせてブリッジIDとも呼びます。

SWの設定はデフォルトのままと条件があるのでプライオリティは
全てのSWで同じため、最小MACアドレスを持つスイッチCがRBです。


2.RPの決定
・RPはRBを除く全てのSWが1つ持ちます。
・RB以外のSWで次の順位で決めます。
1)複数ポートがある時はRBに至るルートパスコスト(パスコストの合計)が最小のポート
2)ルートパスコストが同じ時、そのポートにBPDUを送信する相手SWのブリッジIDが小さいほう
3)相手SWのブリッジIDが同じ時(同じSWに接続の時)、相手のポートプライオリティが小さいほう
4)相手のポートプライオリティも同じ時、相手のポートIDが小さいほう


3.DPの決定
・RP以外のポートが選定対象
・SW間のリンクの両端のポートで優劣を比較する
・両端のうち、片側が既にRPの場合は比較せずにDPに決定
・両端がいずれもRPでない場合は次の順位で比較する
1)それぞれのポートが所属するSWのRPからRBまでのルートパスコストが小さいほう
(RPから出てRBまでのルートパスコストを計算すること)
2)ルートパスコストが同じ時、所属のSWのブリッジIDが小さいほう


4.NDPの決定
・2、3で選ばれなかったポートがNDPになる
・過度にSWを冗長すると複数のNDPが存在することもある

-------------------
上記説明に当てはめると

スイッチDに接続されているスイッチBのポート
スイッチCに接続されているスイッチAのポート
スイッチBに接続されているスイッチAのポート
⇒NDP

スイッチDに接続しているスイッチAのポート
スイッチCに接続しているスイッチBのポート
⇒RP

スイッチAに接続しているスイッチBのポート
スイッチAに接続しているスイッチDのポート
スイッチBに接続しているスイッチDのポート
⇒DP

となります。

なお、STPはVLAN単位に設定できますが、
この問題ではVLAN指定はありませんので考慮しません。

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