Re: ポイズンリバースがどんな場面で役に立つか

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なし Re: ポイズンリバースがどんな場面で役に立つか

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019-10-23 10:41
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
まずお願いなのですが、ここは5chとかではないのでURLの先頭のhを抜くとかいう小細工は不要です。リンクたどるのが手間なのでそのまま記載していただければ助かります。


引用:
上記のようなコンバージェンス済みネットワークでXがダウンすると、Xへの経路情報がメトリック値16でA→B、A→Dとアドバタイズされる
BまたはDがXへの経路情報をメトリック値16にして自身のルーティングテーブルを更新する
更にBがCにアドバタイズする前に、D経由のXまでのメトリック3の経路をCからBが受信する可能性、
またはDがCにアドバタイズする前に、B経由のXまでのメトリック3の経路をCからDが受信する可能性がある
BまたはDは、より小さいメトリック値3で自身のルーティングテーブルを更新する
BまたはDは、この情報をAへアドバタイズし(ここ以降の流れは書かれていないのですが、おそらくAがまたトリガーアップデートし)ループが発生する可能性がある
これはBからAに、またDからAにポイズンリバースすることで防げる

という風に書いてあるのですが、では〜のいずれも防げていませんので、これはちょっと説明になっていない気がします。
防げていないことはないですよ。ここで忘れてはいけないのは
・ポイズンリバースなし:
引用:
この場合に、ルータBとルータDがアドバタイズする前に、ルータCがアドバタイズする可能性はゼロではありません。つまり、ルータBとルータDのトリガアップデートよりも先にルータCの定時更新のタイミングが早かった場合
にルーティングループとなりうる

・ポイズンリバースあり:
引用:
まず"10.1.1.0"がダウンしたことを検出したルータAは、トリガアップデートで直ちに「"10.1.1.0"、メトリック16」の情報をルータBとルータDに送信します。これを受信したルータBとルータDは(即座に)すべての受信したインターフェイスから「"10.1.1.0"、メトリック16」の情報をアドバタイズします。
カッコ書きした「即座に」によって定期アップデートより早く動作させることでループの発生を防いでいる。

です。

上記の場合、ルータAはBとDから即座にメトリック16の情報を受け取るため、ダウンした経路はs0/s1/s2どのインターフェースからも到達不能であることを理解するので、あとはホールドダウンタイマーによる無効な経路情報のクリアまで待つだけです。
なぜなら、ルータCもBもしくはDから教えてもらって学習した経路ですが、ルータAからアップデートが来なくなるのでBとDはそのうち経路情報が消え、それによってCの知っている経路情報も消えることになるので、誰からも無効経路についてのアップデートを受信しなくなるからです。
(なので、ルーティングプロトコルでのホールドダウンタイマーは適切に設定する必要がある、ということにつながってくるんですね)

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