問題ID: 2081について
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問題ID: 2081について
msg# 1
hcm83681
居住地: 秘密
投稿数: 89
いつもお世話になっております。
問題文の「FastEthernetのみで構成しているネットワーク」という条件から、直接接続かそうでないか判断できますが、トポロジー情報に矛盾があります。
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0 ・・・
から、「RouterAから192.168.1.0/24までのメトリックは28160」
なります。
次に、
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 8
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1 ・・・
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0 ・・・
のから、「RouterAから192.168.4.0/24までのメトリックは30720」、そして、「RouterBから192.168.4.0/24までのメトリックは28160」となります。
仮にRouterAとRouterBが直接接続されていたと考えた場合、
から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 28160
から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2580(30720-28160)
となり、矛盾します。
問題文の「FastEthernetのみで構成しているネットワーク」という条件から、直接接続かそうでないか判断できますが、トポロジー情報に矛盾があります。
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0 ・・・
から、「RouterAから192.168.1.0/24までのメトリックは28160」
なります。
次に、
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 8
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1 ・・・
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0 ・・・
のから、「RouterAから192.168.4.0/24までのメトリックは30720」、そして、「RouterBから192.168.4.0/24までのメトリックは28160」となります。
仮にRouterAとRouterBが直接接続されていたと考えた場合、
から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 28160
から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2580(30720-28160)
となり、矛盾します。
Re: 問題ID: 2081について
msg# 1.1
hcm83681
居住地: 秘密
投稿数: 89
一部訂正です。2560でした。
>から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2580(30720-28160)
>から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2560(30720-28160)
>から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2580(30720-28160)
>から、RouterAから192.168.1.0/24までのメトリック 2560(30720-28160)
Re: 問題ID: 2081について
msg# 1.1.1
mirin0930
投稿数: 13
矛盾はないように思えますよ。
メトリックの計算式↓
EIGRPのメトリック = 256 ×( 帯域幅 + 遅延 )
帯域幅 = 10,000,000 ÷ 経路上の最小帯域幅
遅延 = 経路上の遅延合計 ÷ 10
遅延は経路上全ての合計を必要としますが、帯域幅は経路上の最小帯域幅(一箇所しか)必要としません。
この問題でいけば、FastEthernetのみで構成されているので直接接続されている場所でも、1ホップ離れた場所であっても帯域幅は同じ数値になります。
(遅延は離れるごとに合算されていきます)
つまり、hcm83681さんが矛盾を感じている2560の差は、
1ホップ離れた分だけ合算された遅延の分だと思います。
(直接接続されたメトリックが 28160だからといって、1ホップ離れたら単純に倍の56320になるわけではないんです)
※図で2ホップ離れた先になってる172.20.0.0/16までのメトリックは117760(28160×3)ではなく、
33280(28160+2560+2560)ですよね。
メトリックの計算式↓
EIGRPのメトリック = 256 ×( 帯域幅 + 遅延 )
帯域幅 = 10,000,000 ÷ 経路上の最小帯域幅
遅延 = 経路上の遅延合計 ÷ 10
遅延は経路上全ての合計を必要としますが、帯域幅は経路上の最小帯域幅(一箇所しか)必要としません。
この問題でいけば、FastEthernetのみで構成されているので直接接続されている場所でも、1ホップ離れた場所であっても帯域幅は同じ数値になります。
(遅延は離れるごとに合算されていきます)
つまり、hcm83681さんが矛盾を感じている2560の差は、
1ホップ離れた分だけ合算された遅延の分だと思います。
(直接接続されたメトリックが 28160だからといって、1ホップ離れたら単純に倍の56320になるわけではないんです)
※図で2ホップ離れた先になってる172.20.0.0/16までのメトリックは117760(28160×3)ではなく、
33280(28160+2560+2560)ですよね。
Re: 問題ID: 2081について
msg# 1.1.1.1
hcm83681
居住地: 秘密
投稿数: 89
いつもお世話になっております。
確かに。おっしゃるとおりです。
メトリックの計算方法を失念していました。FD、ADは単なる足し算引き算からは導けないんですね。
2560の差は確かに遅延分に相当し、下記のとおり矛盾がないことを確認しました。
*****
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0 ・・・
この情報を元に、ルータAから192.168.1.0/24までの遅延を計算すると、
28160 = 256×(10,000,000kpbs/100Mbps+Σ(遅延μs/10μs))
より、遅延は100(μs)でした。
この遅延の値を元にルータAからルータB経由の192.168.4.0/24までのメトリックを計算すると、
メトリック = 256×(10,000,000kpbs/100Mbps+Σ(遅延μs/10μs)) = 256×(100+20) = 30720
となり、
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 8
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0 ・・・
のFD情報と合致しました。
*****
大変失礼しました。まだまだ勉強が足らなかったようです。この手の問題はEIGRPの設計上重要な気がするので、もう少し深く勉強していきたいと思います。ありがとうございました。
確かに。おっしゃるとおりです。
メトリックの計算方法を失念していました。FD、ADは単なる足し算引き算からは導けないんですね。
2560の差は確かに遅延分に相当し、下記のとおり矛盾がないことを確認しました。
*****
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0 ・・・
この情報を元に、ルータAから192.168.1.0/24までの遅延を計算すると、
28160 = 256×(10,000,000kpbs/100Mbps+Σ(遅延μs/10μs))
より、遅延は100(μs)でした。
この遅延の値を元にルータAからルータB経由の192.168.4.0/24までのメトリックを計算すると、
メトリック = 256×(10,000,000kpbs/100Mbps+Σ(遅延μs/10μs)) = 256×(100+20) = 30720
となり、
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 8
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0 ・・・
のFD情報と合致しました。
*****
大変失礼しました。まだまだ勉強が足らなかったようです。この手の問題はEIGRPの設計上重要な気がするので、もう少し深く勉強していきたいと思います。ありがとうございました。