問題ID:25791

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 | 投稿日時 2019-5-20 11:53
ゲスト    投稿数: 0
問題ID:25791の解答は誤っていると思われます。
STPの各役割の選出の順番は
1.RB
2.RP
3.DP
4.NDP
ですが、該当の問題の解説ではDPの選出を先に行なってしまっております。

正しくは、
1.RB
>最小MACアドレス:スイッチB
2.RP
>非RBのRBに近いポート:スイッチAのFa0/0、スイッチCのFa0/0、スイッチDのFa0/0(Fa0/0とFa0/1のルートパスコスト値が同じため、受信したBPDUの送信元ブリッジの小さいほう、すなわちスイッチA側)
3.DP
>各リンクのRBに近い側:スイッチBのFa0/0とF0/1、スイッチAのFa0/1、スイッチDのFa0/1(スイッチCD間のリンクのルートパスコストを計算しスイッチDのFa0/1が小さいため)
4.NDP
>RP、DPに選出されなかったポート:スイッチCのFa0/1
の順に選出され、正解は
スイッチBのFa0/0
スイッチBのF0/1
スイッチAのFa0/1
スイッチDのFa0/1
となるかと存じます。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019-5-20 12:55
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
私の手元の環境では25791の正解のとおりですけどねぇ。
※それぞれ「Fa0/0→Gi0/1」「Fa0/1→Gi0/2」と読み替えてください。
SwitchA#show spanning-tree vlan 1

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0101.0101
             Cost        4
             Port        2 (GigabitEthernet0/1)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0202.0202.0202
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Root FWD 4         128.2    P2p
Gi0/2               Desg FWD 4         128.3    P2p ←SwitchAのFa0/1に相当

SwitchB#show spanning-tree vlan 1

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0101.0101
             This bridge is the root
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0101.0101.0101
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Desg FWD 4         128.2    P2p ←SwitchBのFa0/0に相当
Gi0/2               Desg FWD 4         128.3    P2p ←SwitchBのFa0/1に相当

SwitchC#show spanning-tree vlan 1

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0101.0101
             Cost        4
             Port        2 (GigabitEthernet0/1)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0303.0303.0303
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Root FWD 4         128.2    P2p
Gi0/2               Desg FWD 4         128.3    P2p ←SwitchCのFa0/1に相当

SwitchD#show spanning-tree vlan 1

VLAN0001
  Spanning tree enabled protocol rstp
  Root ID    Priority    32769
             Address     0101.0101.0101
             Cost        8
             Port        2 (GigabitEthernet0/1)
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec

  Bridge ID  Priority    32769  (priority 32768 sys-id-ext 1)
             Address     0404.0404.0404
             Hello Time   2 sec  Max Age 20 sec  Forward Delay 15 sec
             Aging Time  300 sec

Interface           Role Sts Cost      Prio.Nbr Type
------------------- ---- --- --------- -------- --------------------------------
Gi0/1               Root FWD 4         128.2    P2p
Gi0/2               Altn BLK 4         128.3    P2p

引用:
該当の問題の解説ではDPの選出を先に行なってしまっております。
理屈がわかっていれば順番が逆でも大きく問題にはなりません。参考の
引用:
【STPの便利な法則】
「ルートブリッジのポートは全てDP」 「RPの対向ポートは必ずDP」
をうまく利用してる感じですね。

引用:
2.RP
>非RBのRBに近いポート:スイッチAのFa0/0、スイッチCのFa0/0、スイッチDのFa0/0(Fa0/0とFa0/1のルートパスコスト値が同じため、受信したBPDUの送信元ブリッジの小さいほう、すなわちスイッチA側)
ここはいいですね。

引用:
3.DP
>各リンクのRBに近い側:スイッチBのFa0/0とF0/1、スイッチAのFa0/1、スイッチDのFa0/1(スイッチCD間のリンクのルートパスコストを計算しスイッチDのFa0/1が小さいため)
ここがなんか怪しいですね。

引用:
4.NDP
>RP、DPに選出されなかったポート:スイッチCのFa0/1
おやおやー?
スイッチBがルートブリッジで、スイッチCはルートブリッジに直結してるのに、ルートブリッジからより遠いスイッチDではなくスイッチCにNDP(ブロッキングポート)ができちゃってますねー

指定ポートは噛み砕いて言うと「スパニングツリーの下側になるポート」が担う役割です。
この問題で言えば、ルートブリッジはスイッチB(図でも最上位)なので、
・スイッチBから下に向く「スイッチBのFa0/0, Fa0/1」
・ルートブリッジに直結しているスイッチから更に下へ向かうポート(ここでは「スイッチAとスイッチBのFa0/1」)
が指定ポートになります。

逆にルートポートは「スパニングツリーの頂上に近いポート」が担う役割です。
この問題で言えば同様に
・ルートブリッジに直結している「スイッチAとスイッチBのFa0/0」
・スイッチDの、より上位のBPDUを送信したスイッチに繋がっているポート(Fa0/0)
がルートポートになります。

NDPは「ルートブリッジから一番遠いスイッチの一番パスコストが高いポート」が担う役割です。
パスコストがすべて同じ場合は、基本的に「ルートブリッジに直結しているスイッチには存在しない」と思ってOKです。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019-5-20 13:24 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0
そうだったんですね。
白本に類似例題がございまして、RPがないリンクは内回りと外回りのルートパスコストを計算して、比較しております。
当初はそれを比較する理屈が分からなかったのですが、全コストを確認したうえで比較する必要があると無理やり理解していたのです。

私の環境でも正解通りになりはしたのですが、机上のお話と実際では誤差が生まれるのだろうとあきらめておりました。

指定ポートは「スパニングツリーの下側になるポート」が担う役割
ルートポートは「スパニングツリーの頂上に近いポート」が担う役割
で認識を改めます。

ご回答ありがとうございます。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2019-5-20 16:36
ゲスト    投稿数: 0
色々と調べてまいりましたところ、
STPはIEEE802.1Dの1998年版と2004年版があり、
現在のSwitchでは2004年版が使われているため、
実装では問題と同様の動きをするようです。

Cisco社の認定トレーニングでは現在でも1998年版のSTPを元に解説(正解とは違う解説)がなされており、Cisco社はどちらが正解なのかを一切公開していないという状況です。

なのでこのあたりは曖昧でございまして、実際の試験では、出題されないか、どちらの考え方でも一つの答えが出るようなものが出題されるのではないか、というところでした。

お騒がせ致しました。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019-5-21 8:57
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
Cisco社の認定トレーニングでは現在でも1998年版のSTPを元に解説(正解とは違う解説)がなされており、Cisco社はどちらが正解なのかを一切公開していないという状況です。
マジデスカ

まさかいまだにCatOSとか解説してないだろうな…?

引用:
なのでこのあたりは曖昧でございまして、実際の試験では、出題されないか、どちらの考え方でも一つの答えが出るようなものが出題されるのではないか、というところでした。
たしかにそうですが、現行の仕様に則って製品が作られているはずなのに、それと違う挙動を説明し出題で正解としているとは考えたくないですね

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