Re: 23772
arashi1977
居住地: 広島
投稿数: 1715
これは正答の前に説明がちょっと足りない(CCNAレベルなので省略されている?)ように感じますね。
設問の要件を整理すると
・ISP1への到達性をIP SLAを用いたトラッキングによって監視している
・ISP1への到達性がなくなった場合、ISP2に切り替えを行う
・ISP2への経路はトラッキングしていない。ISP1へのトラッキングがNGの場合にISP2への経路が利用可能になれば良い
という内容です。そうすると
・【2】のコマンドによって、ISP1への経路はトラッキングにより管理される(ISP1に到達できる間だけ有効な経路になる)
・ISP2への経路は、ISP1への経路が有効なうちは見えてはいけないので、Administrative Distanceを編集して普段は見えないようにしておく(Floating Static)
・track 1をつけてしまうと、ISP1への到達性がある場合に有効になってしまうので、【2】のコマンドと重複した等コストマルチパス(ECMP)になる。また、ISP1への到達性がなくなると無効になるので、要件にある「ISP1への到達性がなくなった場合、ISP2に切り替えを行う」ができなくなってしまう。
んです。
つまり
・ISP1への到達性がある場合は、【2】の経路だけが見えてないといけない
・ISP1への到達性がなくなった場合は、【2】の経路が消えることで浮かび上がってくる(Floating)経路が有効になる
という構成を作る必要があります。そのため、トラッキングではなくAD値をいじる手法でないとだめ、という話です。
で、どうでしょうか?
設問の要件を整理すると
・ISP1への到達性をIP SLAを用いたトラッキングによって監視している
・ISP1への到達性がなくなった場合、ISP2に切り替えを行う
・ISP2への経路はトラッキングしていない。ISP1へのトラッキングがNGの場合にISP2への経路が利用可能になれば良い
という内容です。そうすると
・【2】のコマンドによって、ISP1への経路はトラッキングにより管理される(ISP1に到達できる間だけ有効な経路になる)
・ISP2への経路は、ISP1への経路が有効なうちは見えてはいけないので、Administrative Distanceを編集して普段は見えないようにしておく(Floating Static)
・track 1をつけてしまうと、ISP1への到達性がある場合に有効になってしまうので、【2】のコマンドと重複した等コストマルチパス(ECMP)になる。また、ISP1への到達性がなくなると無効になるので、要件にある「ISP1への到達性がなくなった場合、ISP2に切り替えを行う」ができなくなってしまう。
んです。
つまり
・ISP1への到達性がある場合は、【2】の経路だけが見えてないといけない
・ISP1への到達性がなくなった場合は、【2】の経路が消えることで浮かび上がってくる(Floating)経路が有効になる
という構成を作る必要があります。そのため、トラッキングではなくAD値をいじる手法でないとだめ、という話です。
で、どうでしょうか?
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23772
(woodstock, 2021-11-23 22:13)
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Re: 23772
(arashi1977, 2021-11-23 22:42)
- Re: Re: 23772 (woodstock, 2021-12-30 22:12)
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Re: 23772
(arashi1977, 2021-11-23 22:42)