Re: 問題ID: 20142

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なし Re: 問題ID: 20142

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019-9-25 9:48
antares01  長老   投稿数: 690
DHCP リレー機能を使用した DHCP クライアント/サーバ間メッセージ交換
https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/ip/dynamic-address-allocation-resolution/27470-100.html#conversationrelayfunction

を読むと、2.に「送信元 IP アドレスを着信インターフェイスの IP アドレスに変更し、要求を直接 DHCP サーバに転送します。」と記載があります。表にもパケットの送信元 IP アドレスは192.168.1.1となっています。192.168.1.1はルータのe1のアドレスです。
さらに、3.のパケットの宛先 IP アドレスを見ると「192.168.1.1」となっています。

DHCPサーバはルータからのパケットの送信元が192.168.1.1だったので、応答は宛先アドレスに「192.168.1.1」を入れています。

これを問題ID 20142で当てはめて考えると
DSW1がクライアントからDHCP DISCOVERを受けるインタフェースであるVLAN10のアドレス10.2.1.1が送信元アドレスとなりip helper-addressであるRouterDの10.1.4.5に転送されます。

DSW1 ⇒ RouterDは「C 10.1.4.4/30 is directly connected, FastEthernet0/1」をもとに
EIGRPネイバーが張れていなくてもパケットの転送はできます。

しかし、RouterD ⇒ DSW1への戻り通信は「10.2.1.1」が宛先アドレスになりますが、
RouterDのルーティングテーブル(show ip route)には該当する経路が無く、
OSPFで学習したデフォルトルートに一致してしまうので、DSW1に向けて応答ができません。

DSW1はVLAN 10をEIGRPで有効にしているのでRouterDとEIGRPネイバーが張れれば、
RouterDはVLAN 10(10.2.1.0/24)を学習することができるので戻り通信も成立するようになります。

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