OSPFに関する実務的な質問なんですが

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2014-10-29 15:35
tetiaki  新米   投稿数: 1
ネットワークの大きさやトポロジーによって
より最適なOSPFのバージョンというのは異なってくると思うのです。バージョンの新しい物ほどハイブリッド型に近くなってきてると思うからです。
ネットワーク規模やルータ数とコンバージェンス速度をOSPFのバージョンごとにプロットしたりしてる研究を知ってる方や自らの経験談がある方は、いらっしゃいませんか?
もしいらっしゃれば、ぜひ知見を分けていただけませんか?
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014-12-22 3:48
dinf1601041  新米   投稿数: 2
二か月も前の投稿ですが気になったので。。。
私は実務で大規模NWの設計・検証を務めています。
テスター等も用いて仮想的に数百台分のRTをOSPFに接続したり経路負荷をかけたり…などなどしております。

まず、文章の中で曖昧な表現がございますので明確にしたいと思います。
OSPFのバージョンとはv2やv3という事でしょうか?
また、ハイブリッド型とはEIGRPのようなDUALアルゴリズムの事を指しておりますか?
そのように考えられた根拠があるかと思いますが、どのように感じてそう考えられたのでしょうか?


小〜中規模であれば、Cat3560〜3750等のBOXSWと4500〜4900M等のオンボード+αのようなSWで構成するのが定番でしょう。
その場合、多くてもOSPF RTは50台もいかないでしょう。付随するLST type1も50程度、経路数も1000経路程度なら大差ありません。
SPF計算は、Full SPFとPartial SPFの2つあるのはご存知でしょうか?
最も負荷のかかるFull SPFであっても、1000経路程度であれば上記のBOXSWでも10msec(0.01秒)かかりません。
再計算終了後、RIBを更新し、FIBを更新しますが、Cat3560等のBOXSWではFIB更新に遅延が生じる可能性があります(といっても100msec程)。


これは小〜中規模の話ですが、実は大規模の方が安定してるんです。
というのも、大規模で使用される機器はCat6500を始めASR9KやN7K等の大型機器ばかりで、これらの機器性能は前述のBOXSWとは比較になりません。
仮にOSPF RTが100台超で経路数が5000近い環境であったとしても、これらの機器は再計算が1msec程で終了し、RIB/FIB更新も非常に早いため、小〜中規模より収束が高速になります。

これら大型機器はBGPによるフルルートを受信できるよう設計されている(現在はIPv4で80万経路・IPv6で10万経路近く想定されてる)ので、IGPの経路ではそんなに負荷はかからないのです。


現在身近で使用している機器がどの程度の性能を持ってるか確認したい場合、TCAMテーブルやSDMテンプレートを参照すると良いです。
大体のBOXSWなら下記コマンドで見れたはず。

show sdm prefer

ちなみに設定変更してサイズ変更することで、許容経路数を増やすことも可能です。

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