問題ID: 5390 解説の図以外にもありえますか?

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2014-3-28 17:47
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
いつもお世話になります。
テーブル類から、トポロジを想像するのが苦手なので質問させて下さい。

問題のトポロジテーブルから
トポロジを絵に描いてて解説と少し違う形になったのですが
これもありでしょうか?

解説のとおり

172.20.0.0/16


某ルータ

|172.16.0.0/16

RB

172.16.0.0/16の先に172.20.0.0/16の
ネットワークというトポロジもありえますが、


|172.16.0.0/16

RB−−−某ルータ−−−172.20.0.0/16

っていう形でも、この問題だといけるでしょうか?
解説の形だけという場合はどこの値を見て判断すれば
いいでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2014-3-28 18:42 | 最終変更
poppynejp  常連   投稿数: 13
自信がないので、軽く流す程度に見ていただけますと幸いです。

確認したいのですが、この問題ではFDとADの値を見て、
どこのルータにどのネットワークがつながっているのを
推測するという問題だったかと思います。
そこは大丈夫でしょうか。


復習程度に書きますと、

FD(フィージブルディスタンス)・・・
ネットワークに到達するためのメトリック値。自身のメトリックを
含む。

AD(アドミニストレーティブディスタンス)・・・
ネットワークに到達するためのメトリック値。

でした。

また、トポロジテーブルでは以下のような表示になっております。
※トポロジがパッシブ状態なのを前提として。

P (ネットワークアドレス) , * successors, FD is (FD値) ...

Pはパッシブ状態。*はネットワークへの到達できるルータの数(だったような・・・)です。

ここから本題ですが、
まず、解説の1つ目の画像にあるトポロジテーブルの
赤文字部分を線で書いてみます。

RA-------192.168.1.0/24---------RB

RA-------192.168.1.0/24---------RB-----192.168.4.0/24----??

RA-------192.168.1.0/24---------RB-----172.16.0.0/16----??

ここで見てもらいたいのが、RAとRBは常に192.168.1.0/24でつながっている点です。

そこを基に再度トポロジテーブルを見てください。

そうしますと、トポロジテーブルの赤文字部分のうち、192.168.4.0/24と172.16.0.0/16のFD値がすべて同じである
ことがわかります。

また、今回おっしゃられている172.16.0.0/16と172.20.0.0/24の
FD値をご覧ください。値が違うことがわかります。

ネットワーク毎にFD値が同じであればAD値も同じですので、
少なくともRBに172.20.0.0/16は直接つながっていないことが
わかります。

これによりtakamoto463さんのご指摘のようなトポロジは考えられないと思われます。

雑な説明で申し訳ありませんが何かありましたら返信いただけますと幸いです。

以上です。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014-3-31 18:22 | 最終変更
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
poppynejp様

はじめまして。ご回答ありがとうございます。

ネットワーク毎にFD値が同じであればAD値も同じですので、
少なくともRBに172.20.0.0/16は直接つながっていないことが
わかります。


せっかく書いていただいたのですが、ここらへんがやっぱりよくわからなかったので、トポロジを(解説のとおり)と(解説+α)をGNS3を使ってシミュレートしました。

シミュレートして、気付いたのは
1.show ip eigrp topology all-linksコマンドと書いてあるのに省略の仕方が「show ip eigrp topology」と同じ、サクセサ、フィージブルサクセサしか載せない省略の仕方で、「all-links」の意味がない。
こういう間を1行ずつ抜く省略の仕方はコマンドの意味の違いがわかりにくくなるので自分はしてほしくないので、スタッフの方には修正してほしいところです。

2.違うトポロジ(解説+α)の形で同じ出力結果を出してみました。従来の「all-links」を正しく掲載していれば(解説のとおり)になるかも知れませんが、(省略)を誤った形で使うとこういうこともできる余地を与えます。


(解説の通り)の出力結果------------------------------

RA#show ip eigrp topology all-links
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)

Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status

P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0
P 192.168.2.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 2
via Connected, FastEthernet0/1
P 192.168.3.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 3
via Connected, FastEthernet1/0
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 7
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (33280/30720), FastEthernet1/0
P 192.168.5.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 10
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (30720/28160), FastEthernet1/0
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
P 172.20.0.0/16, 1 successors, FD is 33280, serno 9
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (35840/33280), FastEthernet0/1
P 172.16.0.0/16, 1 successors, FD is 30720, serno 4
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (33280/30720), FastEthernet0/1
RA#
show ip eigrp topology
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)

Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status

P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet0/0
P 192.168.2.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet0/1
P 192.168.3.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet1/0
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
P 192.168.5.0/24, 2 successors, FD is 30720
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (30720/28160), FastEthernet1/0
P 172.20.0.0/16, 1 successors, FD is 33280
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
P 172.16.0.0/16, 1 successors, FD is 30720
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0



(解説+α)------------------------------


RX−1

|172.16.0.0/16
|f1/0  192.168.10.0/24   172.20.0.0/16
RB−−−−−−−−−−−RX−2−−−−RX−3

|172.16.4.0/24

ルータRX−1,2,3の繋がり方が(解説のとおり)と違います。「all-links」を変に省略しなければP 192.168.10.0/24を入れなければ一緒にできませんでしたので、(解説のとおり)が解答なのでしょうけど。


RA#show ip eigrp topology all-links
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)

Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status

P 192.168.10.0/24, 1 successors, FD is 30720, serno 15
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (33280/30720), FastEthernet0/1
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 1
via Connected, FastEthernet0/0
P 192.168.2.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 2
via Connected, FastEthernet0/1
P 192.168.3.0/24, 1 successors, FD is 28160, serno 3
via Connected, FastEthernet1/0
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 14
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (33280/30720), FastEthernet1/0
P 192.168.5.0/24, 2 successors, FD is 30720, serno 6
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (30720/28160), FastEthernet1/0
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
P 172.20.0.0/16, 1 successors, FD is 32000, serno 17
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (35840/33280), FastEthernet0/1
P 172.16.0.0/16, 1 successors, FD is 30720, serno 13
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (33280/30720), FastEthernet0/1
RA#show ip eigrp topology
IP-EIGRP Topology Table for AS(1)/ID(192.168.3.1)

Codes: P - Passive, A - Active, U - Update, Q - Query, R - Reply,
r - reply Status, s - sia Status

P 192.168.10.0/24, 1 successors, FD is 30720
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
P 192.168.1.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet0/0
P 192.168.2.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet0/1
P 192.168.3.0/24, 1 successors, FD is 28160
via Connected, FastEthernet1/0
P 192.168.4.0/24, 2 successors, FD is 30720
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
P 192.168.5.0/24, 2 successors, FD is 30720
via 192.168.2.2 (30720/28160), FastEthernet0/1
via 192.168.3.2 (30720/28160), FastEthernet1/0
P 172.20.0.0/16, 1 successors, FD is 32000
via 192.168.1.2 (33280/30720), FastEthernet0/0
P 172.16.0.0/16, 1 successors, FD is 30720
via 192.168.1.2 (30720/28160), FastEthernet0/0


最後に

P (ネットワークアドレス) , * successors, FD is (FD値) ...

Pはパッシブ状態。*はネットワークへの到達できるルータの数(だったような・・・)です。


*はその(ネットワークアドレス)へ到達できるサクセサ(最適経路)の数ですね^^


以上、質問しながら読解力が乏しいもので、シミュレータに頼って申し訳ありません。今はまだ数をこなしていないのでじぃっとトポロジテーブルを見るのもなかなか苦で(苦笑)

また、今後ともよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2014-4-1 9:53
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
あーこれBSCI試験でほぼまったく同じ形のがでたなぁ…と数年前を思い出しながら

私のやり方を参考までに。
前提)
・試験問題なので情報は必要最小限に絞られている。よって提示されている情報のみで判断する。
手順)
1.「via Connected」となっているところを探す。これで情報表示しているルータのどのインタフェースがどのネットワークにつながっているかがわかる
2.「via "next-hop ip" (FD/AD), インタフェース」を見ながら、前項のConnectedインタフェースの先の
・対向IPアドレス
・その向こうのネットワーク
を特定する
3.残った経路がどこのネクストホップの先かを確認する(viaとかインタフェースとかで)。そして
・各経路のFDを参照し、FDが小さい側が近い側と判断する
・さらにいうとFDとADを確認し
>ある経路のADと別の経路のFDが同じであれば、あるルータによってメトリック加算されているので、FDが大きい側が遠くにある
(この次がtakamoto463さんへの答え)
>「いけるでしょうか?」の場合だと「RBと某ルータの間に別のセグメントが存在し、それがトポロジテーブルに乗ってくる」ので追加情報があるはず。
今回は追加情報がないので「ありえない」と判断する。

ってとこでしょうか。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014-4-1 17:47
takamoto463  長老 居住地: 大阪  投稿数: 177
arashi1977様

いつもご回答ありがとうございます。
別の方に回答されている勉強の仕方も読ませていただきました。
寝不足の毎日お疲れ様です。

さて、考え方の手順を書いていただきありがとうございます。
CCIEの判断力はCCNPの非ではないでしょうから、
素早い思考をされる方のやり方を真似るというのは
勉強になる。きっと。
と、喜んでます。

少し休憩取ってから、またじっくり見てみます。

あと、試験は最小限の情報ですか。
仕方ないですね。
実務ではきちんといろんな情報取れるんでしょうから、
なにが省かれてるのかも考えながら地道に
勉強していこうと思います。

いつもいつも本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

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