Re: 【prefix-list】の適用範囲について

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なし Re: 【prefix-list】の適用範囲について

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015-10-4 20:09
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
【質問2】の下記…が抜けておりました。
正しくは、次のとおりです。

ip prefix-list exceptLo0 seq 10 permit 0.0.0.0/0

le を省くとルーティングテーブルがキレイに消えてしまいます。
prefix-list は 最後に le や ge がある場合とない場合ではどのように変化するのかイマイチ理解できていないからだと思います…。

この2つの違いをよろしければご教授頂けますでしょうか。
まず、R1で以下のコマンドを入れてみます。
router ospf 100
  default-information originate always
こうすると、R2のルーティングテーブルは以下のようになります。
R2#sh ip ro os | b Gate
Gateway of last resort is 161.7.12.1 to network 0.0.0.0

O*E2  0.0.0.0/0 [110/1] via 161.7.12.1, 00:02:16, FastEthernet0/0
で、これをみるとわかるのですが、
R2#sh ip ro 0.0.0.0
Routing entry for 0.0.0.0/0, supernet ←ここ
  Known via "ospf 100", distance 110, metric 1, candidate default path
  Tag 100, type extern 2, forward metric 1
  Last update from 161.7.12.1 on FastEthernet0/0, 00:02:28 ago
  Routing Descriptor Blocks:
  * 161.7.12.1, from 1.1.1.1, 00:02:28 ago, via FastEthernet0/0
      Route metric is 1, traffic share count is 1
      Route tag 100
「0.0.0.0/0」ってなってますよね?

leとかgeとかがどういうものかはまずコマンドヘルプを見てみます。
R2(config)#ip prefix A perm 0.0.0.0/0 ?
  ge  Minimum prefix length to be matched
  le  Maximum prefix length to be matched
  <cr>
ge:マッチする最小のプレフィックス長=Greater than Equal(以上)
le:マッチする最大のプレフィックス長=Less than Equal(以下)
のことなので、これがつくということはプレフィックスリストがマッチする対象を範囲指定(複数)しているということです。
逆に、leやgeを使わないということはexact match(厳密なマッチ)となるため、
permit 0.0.0.0/0
とした時点で、「0.0.0.0/0」にしかマッチしないのです。逆に
permit 0.0.0.0/0 le 32
というのは、0.0.0.0/0 〜 0.0.0.0/32のことなので、「全て」のプレフィックスを意味します。

これでどうでしょうか?

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