Re: redistirbute ospf のmetricについて

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なし Re: redistirbute ospf のmetricについて

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2013-12-11 9:24
arashi1977  長老 居住地: 広島  投稿数: 1715
引用:
ospf→eigrp再配送の時のredistirbute ospf の5つのmetricの中の

『負荷(load)』

とは、txloadの値でしょうか、rxloadの値でしょうか?
まず、EIGRPのメトリックについて再確認しましょう。

メトリック算出の公式は以下の通りです。
EIGRP Metric = 256*((K1*Bw) + (K2*Bw)/(256-Load) + K3*Delay)*(K5/(Reliability + K4)))

ここでいうK1〜K5は、show ip protocolsで確認できるK値から導き出せます。
EIGRP metric weight K1=1, K2=0, K3=1, K4=0, K5=0
デフォルトでは上記のようになっており、K1(帯域幅)およびK3(遅延)をメトリック算出時に利用することになります。
負荷(load)をメトリック算出に使用する場合は、K2=1である必要があります。逆に言えば、K2=0である場合はどのような値(設定可能な範囲で)を設定しても、メトリック算出には考慮されないのです。
なので、あまり悩まずに1としてしまってもよいかと思います

とはいえ、これでは疑問の解決にならないと思うので。

EIGRPドメイン内の話をすると、loadの値は、5分間のトラフィックを自動で計測してルータが決定します。ただし、負荷が変動するたびに経路が変わるのはばたつきの原因になるので、経路情報に変更があった時に再計算され、算出されたメトリックをもとに最適経路が選択されます。
今回の場合、OSPFからEIGRPへの再配送とのことですので、経路情報に変更があっても基本的には同じ値となります。つまり、再配送する際に、EIGRPドメイン内のメトリック算出に使用する値(=K値)を踏まえて各パラメータを手動設定することで、EIGRPドメイン内にどのようなメトリックで経路情報を注入するかをネットワーク管理者が指定できるわけです。

なので、
・K2=1の場合:その他の経路のメトリック算出状況から、再配送する経路のメトリックをどういった値にしたいかによって適切な値を設定する。
・K2=0の場合:メトリック算出に使用されないので気にしない(笑)
という考え方で十分かと思います。

なお、EIGRPドメイン内で使用するloadは以下の出力から確認できます。
Router# show ip eigrp topology 10.0.0.0/8   

EIGRP-IPv4 Topology Entry for AS(1)/ID(10.0.0.1) for 10.0.0.0/8
  State is Passive, Query origin flag is 1, 1 Successor(s), FD is 409600
  Descriptor Blocks:
  10.0.0.2 (Ethernet0/0), from 10.0.1.2, Send flag is 0x0
      Composite metric is (409600/128256), route is Internal
      Vector metric:
        Minimum bandwidth is 10000 Kbit
        Total delay is 6000 microseconds
        Reliability is 255/255
        Load is 1/255 ← ここ
        Minimum MTU is 1500
        Hop count is 1
        Originating router is 10.0.1.2

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