Re: 32302
antares01
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マルチアクセスはポイントツーポイントとは逆に自分(A)の1つのインタフェースの先に2つ以上の機器(B,C)が接続されているような構成です。
この構成の時にネクストホップIPアドレスを明示的に指定したい場合でかつ、特定のインタフェースから出力したいケースでは完全指定スタティックルート(ネクストホップと出力インタフェースの両方を書く)を使うと言う意味です。
理由は多々ありますが、ネットワークでは1つのルータ(RouterA)が複数のインタフェースで機器と接続されることがよくあります。
RouterAが送りたい相手がRouterBだったとして、スタティックルートにはネクストホップアドレスだけが書かれていたとします。
L2SWとRouterAの間で故障が起きれば、本来はそのスタティックルートはネクストホップにつながるインタフェースがダウンするのでスタティックルートがルーティングテーブルから消えるのですが、ネクストホップアドレスを包含するような別のルーティング情報があると、その情報に従って出力インタフェースを検索して、そちらから外に出そうとします。
これが意図しているものであれば良いのですが、このような動きをさせたくない場合、つまり、ネクストホップアドレス宛に到達できるインタフェースはここだけと限定させ、それ以外のインタフェースからは出力させないようにしたい場合に完全指定スタティックルートでネクストホップアドレスと出力インタフェースの両方を指定することで実現ができます。
問題ID: 32302はIPv6ですが、このスタティックルートの書き方はIPv4も同様です。
この構成の時にネクストホップIPアドレスを明示的に指定したい場合でかつ、特定のインタフェースから出力したいケースでは完全指定スタティックルート(ネクストホップと出力インタフェースの両方を書く)を使うと言う意味です。
理由は多々ありますが、ネットワークでは1つのルータ(RouterA)が複数のインタフェースで機器と接続されることがよくあります。
[RouterB]---[L2SW]---[RouterA]---[RouterD]
|
[RouterC]-----+
L2SWとRouterAの間で故障が起きれば、本来はそのスタティックルートはネクストホップにつながるインタフェースがダウンするのでスタティックルートがルーティングテーブルから消えるのですが、ネクストホップアドレスを包含するような別のルーティング情報があると、その情報に従って出力インタフェースを検索して、そちらから外に出そうとします。
これが意図しているものであれば良いのですが、このような動きをさせたくない場合、つまり、ネクストホップアドレス宛に到達できるインタフェースはここだけと限定させ、それ以外のインタフェースからは出力させないようにしたい場合に完全指定スタティックルートでネクストホップアドレスと出力インタフェースの両方を指定することで実現ができます。
問題ID: 32302はIPv6ですが、このスタティックルートの書き方はIPv4も同様です。