LPIC101 合格体験記: ping-tよ、ありがとう。  
ユーザ名: miya5426
投稿日付: 2015/9/2
閲覧数: 2097
 
【受験日】
2015/8/29

【取得点】
540点

【何回目の受験か】
1回目

【学習期間】
2か月くらい
 時間で言えば、150時間くらいはやったと思う・・・
 (覚えが悪くて辛い。)

【使用テキスト】
 ping-t
 黒本
 LPIC1 スピードマスター問題集

 --特にお勧めを教えて下さい
 ping-t

【参考にしたサイト】
 ping-t
 問題の正解の一番下に出ているリンク先

 --特にお勧めを教えて下さい
 ping-tのコマ問

【学習方法】
Linuxを使ったことが無いレベルから学習を開始した。
黒本のみを最初利用していたが、覚えが悪く、
試験どころじゃないレベルまでテンション・ガタ落ち。
(ディレクトリの作成すらしたことなかったのに、
 GRUBがどうとか、pciがどうとかシステムのアーキテクチャの話されても
 何にも頭に入ってこない。本の作り・構成とか変えた方が良くないか?
 頭から読んで行かなければいいんだけど、そもそも何も知らないから
 どこから読んでも同じと思っていた。(多分この頭の固さ・頑固さに原因がある)
 ここで言っても仕方ないのでこの辺でこの話は終わり)

・・・Linuxを使える様になる、身につくという気が一向にしなかった。
方向転換。(この時点で1か月は経過していた)

■以下の様にした。

1.黒本は後回し
2.Windows7上に仮想環境を構築(実機はWin7)
  → Oracle VM VirtualBoxをWindows7にインストール
3.いろんなサイトでインストールの仕方を画面ショットつきで確認
4.CentOS7を仮想環境にインストール(GNOMEデスクトップ環境含む)
5.端末操作とGUI環境を含む、ある程度操作になじむ(学習は後回し)
6.設定や操作についてある程度イメージがが出来るようになってから学習を再開。
7.Ping-tを偶然みつけ、良さそうと思ったので利用開始。
  問題を解きながら答えの知らないところはノートに書きだす。
  この時点で知らないことだらけで、全部丸写し状態になるが、
  何度も繰り返すうち、知らない→忘れたまたは覚えてないまたは勘違いの
  項目だけになっていくのが実はちょっと楽しかった。
8.銅→銀→金→金2週目→コマ問1週を実施。
9.コマ問2週目は途中まで実施したが、9割くらい覚えている様なので
  途中でやめた。
10.分野別は95%くらいは覚えている状況になった。

■ 最後の仕上げに、(102用に購入した)スピードマスター問題集を利用したが、
 これが救いの神だったと思う。やっていなかったら多分落ちていた。
 以下、神が降臨したEpisodeを。

episode.
 分野別で金を取る頃には、内容が「分かっている気になっていた」事と
 問われている答自体を暗記している自分がいた為、
 相当やる気が落ちていたのと、試験は余裕だろうと考えていた。


 101試験を受けに行くのに、テストセンターまでは、遠かった。
 地方から都心に出て受験にしたのだが、
 地元では試験地が1か月に1回とかなので、それにめがけて
 試験勉強するという計算をしていなかった。
 (毎日、または毎週1回くらいやっているだろうと思っていた)
 その為、電車で揺られる事約2時間。その間、スピードマスターを
 やる時間があった。
 新幹線で行けば良かったのに、ケチって鈍行にした。その分を
 スピードマスター問題集代金に充てる事を思いついた。

 スピードマスター問題集は、評判が良さそうだったから、
 試験の二日前に買って眺める程度だった。ping-tを上記の通り
 やっていた為、大半が答えられる状況だったが
 スピードマスターはやめなかった。
 恐らく1割程度見たことない問題が有るように感じた為。

 試験場へ移動する電車の途中で、年配の女性(たぶん80過ぎてると思う)が
 座るための座席を探していたが電車は混雑しており、空いていなかった。
 スピードマスターにも飽きてきていたのと、年配の女性が
 私のななめ前に立ったので、席を譲る事にした。
 「隣の駅までだから大丈夫ですよ」と言われたが、席を立ってしまった
 のでカッコ悪いと思いつつ「では、隣の駅まで座って下さい」と言った所
 快く座ってくれた。

 その時の私の気持ち。
 イライラと勉強疲れ
 →席を譲るべき感情との葛藤。よし譲るぞ!(ここまでで約2秒)
 →声掛けの気恥ずかしさ
 →軽く拒否されて恥ずかしい
 →なんとか座らせなくては(私、軽くパニック)
 →年配の女性が察してくれたのか座ってくれた
 →私、安堵wwww
 この件があった為、試験以外の事で頭の中がフル回転し、
 良いリフレッシュ作用が働いた。
 隣の隣の席がすぐあいた(駅では無かったのだが・・)ので、
 年配の女性が空いたよ座りなさいと声をかけてくれた。
 快く座らさせて頂いた。
 年配の女性が私のななめ前に立ってから、もう一度座るまで、
 2分もなかったと思う。
 リフレッシュ出来た為また集中してスピードマスターを読み始める事ができた。
 この件がなかったら多分、スピードマスターはここで終わりだっただろう。
 移動時間の長さと、地方にはない都心の混雑にかなり疲れていた。
 そして、その場合に集中力の切れていた私はその後の試験に落ちていたと思う。
 (逆を言うと、そのちょびっとの学習の差でも価値があるくらい
  スピードマスターから試験問題に影響があった感じがする。
  試験のあとでざっと読みなおしてみたが、たぶん10問くらいは
  ping-tで見たことの無いような問題で、かつ、同問題集から同様な問題が
  出題されていた様に見える。私は10問分は活用できたとは思えない。
  実用性が半信半疑だったこと、直前に学習開始だったことが
  理由としてあげられる)  

 --苦労した事と、出来ればその解決方法を教えて下さい
・Debianパッケージのコマンド
 とにかくよくわからないの一言。
 Debian系の問題についてはメンドクサイが
 Debian仮想環境を構築し、コマンドを確認した。
 だがやはり忘れる事が多い。最後の最後まで暗記に苦労。
 丸写しノートを見返すことにより、最後まで確認。

・オプションの暗記
 同じようなオプションが違う意味でつかわれる物は
 まとめて他のコマンドも確認すること。
 たとえば
 -fの意味:続くのが「ファイル」なのか、強制的に、なのか。
 -iの意味:インストールなのか、情報、なのか、大文字小文字を区別しないなのか。
 -sの意味:Searchなのか、statusなのか。
  など。

・ping-tの1週目。これはかなりきつかった。
 知らない事を勉強するんだから、きついのは仕方ない。我慢。
 ping-tをやり終えたら、スピードマスター問題集をやるべし。

・勉強スケジュールと試験日の設定
 特に試験日の設定は早めにやること。
 都会から遠い程、試験場と日程の自由は奪われる。
 良く読んでいないが、試験日の変更は24時間前まで?可能
 だったと思う。ある程度余裕をもって申し込んでやる気を出そう。

【試験の感想】
試験前日までは、これは多分700点は越える、余裕www
と思っていたのに、受けてみたら難しいというか、
見たことないというか、
私が知らないだけなのか・・・60問中25問くらい迷ったと思う。
試験は30分弱で終わりにした。

得点のうち、500点はPing-tのおかげ。
あとの40点はスピードマスターのおかげ。
もっとまともに覚えていればping-tだけでも600点近く
叩き出す事も可能かもしれない。

あまりにも点数とれなかったので
私の意見は参考にはならないかもしれない・・。

【受験者へのアドバイス】
・自分にあった勉強法を探すこと。
 本によって、自分にあう、あわないがある。

・設定ファイル名をふくめた完全パスは暗記しておけ
 (その意味でもコマ問はとても役に立つ)

・ping-tの解説にあるリンクの先も読んでおく事。
 (幅広く出題される為、何を出題しているのかわからない問題が多い
  知識を広げるのに役に立つ)

・試験中にコマンド名をわすれた時は、慌てずにチェックを入れておくこと。
 最後まで通して違う問題に記載されている可能性が有ることを考慮する。
 (コマンドの綴りがあやしい場合には、英語表記の問題がヒントになることもある
  私には一つだけそのような問題があった)

・実機は出来るだけ触っておけ。理解度がすごく変わる。
 特に文字列の操作系のコマンド(正規表現を含む)。

・問題&答えを通して覚えた知識はおそらくあまり試験には出ない。
 だが、その知識がなければ歯が立たない問題が出題される。
 (応用というよりは、違う見方・言い回し・角度から出題されるだろう。
  同じ回答を出す為には、違う言い方で、どの様な問題が考えられるか?
  答えの解説文中で出てきた様な一見読み飛ばしてしまう様な
  細かいword、またはwordの使い方を要求される)

・「想像していたよりもキーボードからの入力問題が多い」。
 体感では10〜15問くらいあったんじゃないか?

・年配の方には優しくね!きっといいことがある!

・仕上げにスピードマスターはやっておこう(特にLinuxの下地があまりない人)


【次の目標】
次かはわからないけど、受けたいものリスト

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