CCNP ROUTE 合格体験記: なんか、LPICっぽい  
ユーザ名: spliteagle
投稿日付: 2015/4/5
閲覧数: 2865
 
【受験日】
2015/ 3/31

【取得点】
827点

【何回目の受験か】
1回目

【学習期間】
1ヶ月半

【使用テキスト】
・黒本教科書(642-902)
  ※ほとんど使ってませんが...

【参考にしたサイト】
・ping-t
・ネットワークエンジニアとして
・シスコサイト

 --特にお勧めを教えて下さい
・ping-t
・ネットワークエンジニアとして

【学習方法】
旧試験でSWITCH,TSHOOTには合格していたので、少しイレギュラーかもしれませんが、ご参考程度に...

ping-tが新試験に対応してからping-tで問題を解き始め、初見の技術は「ネットワークエンジニアとして」で理解という流れで進めました。勉強時間は、ほぼ電車の中だけだったので、スマホ片手に勉強しました。
 最強問題集が全て銀になってからコマ問
→最強問題集を全て金
→理解し切れなかったブランチ接続・IPv6を、試験直前にping-t旧問題集で見直し
ping-tが便利すぎて、電車での勉強だけでも意外と行けます。
自宅で気合入れて勉強したのは、ラスト1週間、コマ問に着手し始めてからです。点数はギリギリでしたけどね...
試験当日に、旧試験問題集を見ておいて本当に良かった...
ipv6・IPsec絡みでトンネルインターフェースの設定を3問ほど聞かれたので、旧問題集でも見ておいたほうがいいです。(旧問題集も問題数は少ないですが...)
それから、ping-tの解説だけでは不十分に感じるところも多々あります。特にREDの内容は「ネットワークエンジニアとして」を読み込んでいなかったら、確実に点を落としてました。

 --苦労した事と、出来ればその解決方法を教えて下さい
新試験の情報が少ない...
新試験で受けた知り合いもいなかったので、合格体験記だけが頼りでした。受験前もping-tは完璧なのに自信はなかったです。
この記事が少しでも役に立てばいいですが...

【試験の感想】
とりあえず、要点は先出しで...
・シミュレーション5題、シナリオ問題1題
・選択問題にルーティングプロトコルは一切出なかった
・選択問題はIPv6、ブランチ接続、インフラストラクチャが肝
・シミュレーション含め、ほとんど暗記でOKかと

シミュレーションに関しては、先人たちの情報通りでした。
ただ、私は、全53問中、シミュレーション5問、選択式のシナリオ問題1問出ました。
勝手に4,5問だけだと思っていて、残り10分でシナリオが出たのには焦りました。

シミュレーション
・EIGRP(stub・集約)
・PBR
・OSPFv3 virtual-link
・再配送(EIGRP,OSPF)
・OSPF(トータリーstubエリア)

シナリオ
・OSPFのエリア(4問セット)

先人たちの合格体験記どおり、コマ問と確認用のshowコマンドを暗記すれば大体大丈夫です。
とはいえ、問題文に「pingとtelnetが通るように」と書かれていてもtenletが通らなかったり、「集約経路をルーティングテーブルで確認」と書かれていても、集約されていなかったり...
コマ問丸暗記で挑んだ私では、バグか設定ミスかも分かりませんでした。
設定はコマ問通り完璧にしたつもりなのに、、「Layer3 Technologies」の得点は75%...
どっかでミスってたり、足りないのもあったんでしょうね。
コマ問では、どのルータのどのモードにコマンド入力するかまで明確にしておけば良かったと思いました。そうしたら、これ以上時間を使う必要があるかないか判断できるので。
シミュレーションで粘りすぎて最終的に残り時間は3分でした。
(粘っても何も解決しませんでした\(^o^)/)

選択問題では、ルーティングプロトコルの問題は、一切出てこなかったです。シスコ公式HPでも、「Layer3 Technologies」の範囲は40%とあったので、シミュレーション・シナリオ6問分で40%の配分になるようです。
一方、IPv6の問題が大量発生。ping-tでも手薄なブランチ接続、インフラストラクチャなどの範囲も多いです。(ping-tさん、この分野の問題数もっと増やして!!!)
ping-tそのままの問題もそれなりに出てきましたが、切り口を変えて出題されるものも多かったです。
私はlevel1しか持ってませんが、LPICに近い試験だった印象です。

【受験者へのアドバイス】
最強問題集のOSPF,EIGRP,BGP,再配送の範囲はそんな大事ではないかと....この単元はコマ問とshowコマンドの暗記でどうにかなります。
肝心なところは、IPv6、ブランチ接続、インフラストラクチャの範囲です。特にIPv6はアドレス,EUI-64,RS,RA,NPT,デュアルスタック,トンネリング,トランスレータ,OSPFv3・・・と余すとこなく出てきます。今後重要になるIPv6を充実させるために、新試験に改訂したように見えますね。
あとは、PPPoE・Net Flow・トンネリング・uRPFなどが多かった印象です。
まぁ、暗記でどうにかなる分野です。
シスコ公式HPの試験内容とping-tの内容を照らし合わせたら、何がどれくらい出てくるか分かると思います。大部分の単元にまたがるIPv6だけは、試験範囲を見ただけでは分かりにくいですが...
ping-tの問題数が少ない範囲もよく出てくるので、公式の配点を把握しておきましょう!

私は、ルーティングプロトコルの理解に時間をかけ、そこで点を取るつもりだったので、本番のルーティングプロトコルの問題の少なさには焦りました。
前半は自信がない問題が多く、「落ちた...」と思いながら解いていました。

私がいつもやってることですが、正解してる可能性100%・70%・30%・0%に分けて、自信がある問題が何問あるかをメモしながら試験を受けてます。
前半は、30%の自信しかない問題ばかりで「落ちた...」という気持ちでしたが、後半は100%自信がある問題も増えてきて、頑張れば受かるかも!!という気持ちで受けられました。
ROUTEの内容はただの「暗記ゲー」なので、選択問題は知ってれば即答できます。
知ってるか知らないかで正誤が分かれる問題なので、合っているか・間違ってるかはその場で分かります。
今回はこの作戦に助けられました。もしよければやってみてください。

最後に...私はTSHOOTを先に受けた分、効率的にROUTEの勉強はできたと思ってます。TSHOOTを先に勉強すると要点だけ絞って新分野の理解ができたので良かったです。
ただ、新試験になってTSHOOTも難しくなったようなので、これが良いのかは分からないですが...
もしTSHOOTもROUTEも受けていない人がいれば、参考にしてみてください。

【次の目標】
ネスペですが、10月まで長いので、CCNA Securityとかで間を持たせます。
 
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