CCNP ENCOR 合格体験記: 難しかったです ENCOR合格、ENARSI不合格  
ユーザ名: minkawa
投稿日付: 2021/5/31
閲覧数: 9015
 
【受験日】
2021/ 5/22

【取得点】
860 点(ENCOR)
780 点(ENARSI)

【何回目の受験か】
1 回目
ENARSIは不合格のため再受験予定

【学習期間】
ENCORとENARSI同時に勉強して計500時間程度
期間は4ヶ月程度

【使用テキスト】
CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401(洋書)
CCNP Enterprise Advanced Routing ENARSI 300-410(洋書)
ping-t(CCNP ENCOR問題集)
ping-t(CCNP ROUTE SWITCH TSHOOT問題集)

【参考にしたサイト】
Cisco.comの各種マニュアル
ネットワークエンジニアとして(CCNPイージス)

 --特にお勧めを教えて下さい
ネットワークエンジニアとして

【学習方法】
ping-tの解説部分や公式の洋書、ネットワークエンジニアとしての試験範囲部分をまとめて、印刷物(ノートのようなもの)を自作した。
外出中などネットを落ち着いて見られない時はその印刷物で勉強した。
家にいる時は主にネットワークエンジニアとしてのコンテンツをひたすら読んでた。

ping-tについては最初は全問未回答で解説だけ活用してた。
ping-tの問題集は自作の印刷物の内容を覚えてから全問題を2周回くらい解いた。

 --苦労した事と、出来ればその解決方法を教えて下さい
英語が得意ではないので公式テキストを読む時間が非常に辛かった。
350-401と300-410どちらも1000ページほどあり、計2000ページも英文を読まなければいけないため気が遠くなりそうだった。
そのため最終的にはテキスト内の文章は放置して、単語やコマンド、概要だけ把握し、
同じ内容を日本語で解説しているCisco.comの各種マニュアル、ネットワークエンジニアとしてなどのウェブサイトから情報を収集した。

【試験の感想】
とても難しかった。
ping-tの問題だと「この構成において〇〇な機器はどれか」→「SwitchA」というような素直な感じの問題や選択肢が多いが、問題文の訊き方も選択肢の文章も捻くれた感じで、100%自信を持って回答できる問題は3割くらいしかなかった。
数日前にENARSIが不合格だったため、ENCORの試験中も「また落ちるのか 受験料とか色々どうしたらいいんだ」と途方に暮れていた。(それくらい解けている実感が湧かない)

また、試験時間が短いと感じた。
ENARSIは61問90分、ENCORは102問120分だが、どちらも最後の問題に辿り着いた時にはラスト1分だった。
個人的にはENARSIの方が考えさせられる要素が多く、1問にかかる時間が長いため特にそう感じた。

再度受けても合格できるとはっきり言える内容ではないので、3年おきの更新の対策をしっかりしておきたい。
とりあえず3年後までに日本語の書籍や問題集が出て欲しい。

【受験者へのアドバイス】
ENCOR、ENARSIのどちらも細かいコマンド構文についてはそれほど重要ではなく、プロトコルや技術の構成要素についての理解が重要です。
ACL、STP、VTP、DTP、EtherChannel、HSRP、OSPF、EIGRP、BGP、NAT等の比較的分かりやすい部分を深めるよりも、各種小項目について調べておく方が本番困らないと思います。(Python etc)

練習してきた問題と全然違う問題が多いので、ある程度勉強することがなくなってきたらとりあえず受験した方がいいと思います。
合格したらそれでいいし、不合格でもどういう問われ方をするのか分かるので、その後の試験対策の方向性を決定できるようになります。

【次の目標】
1,2週間後ENARSI再受験でCCNP Enterprise認定取得
その後は息抜きにLinuC 303等簡単めな試験でリフレッシュ予定
 
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