LinuC304 合格体験記: 範囲を絞って効率的に合格  
ユーザ名: daydamm
投稿日付: 2020/6/8
閲覧数: 1019
 
【受験日】
2020/5/31

【取得点】
640点

【何回目の受験か】
1回目

【学習期間】
5/2〜5/6 少し期間を空けて 5/27〜5/30
合8日程度 時間にすると30H程度かと。

【使用テキスト】
【参考にしたサイト】

・Ping-t
・徹底攻略 LPIC Level3 303 教科書+問題集[Version 2.0]対応
(通称黒本)
・適当な一般サイト

結論からいうと、Ping-tの内容だけでも合格できるとは思います。
ただ黒本は図解があったり、章末問題や、模擬テストなどもあるし、
なによりどれほどの範囲を勉強しないといけないのか、本という形で体感で把握できるのでオススメです。
大した金額ではないし、メルカリにでも売ってそうなので、買うといいです。

【学習方法】
最短合格のための道筋です。Linuc2.0 ではこれで通用します。
※自分は業務でRHELに携わっていますが、仮想化とクラスタはまったく知らない状態で合格しました。

まず、以下の出題範囲をみます。

○LinuCレベル3 304 出題範囲
https://linuc.org/linuc3/range/304.html
-------------------------------------------
重要度が高い主題ほど、試験において多くの
問題が出題されます。
-------------------------------------------

主題ごとに、重要度が設定されており、試験の出題の8〜9割はここからでます。重要度が高い主題に学習リソースを集中してあてます。
まぁでも、仮想化の概念、クラスタの概念は前提として必須学習です。

・xen
・KVM
・libvirt
・ロードバランスクラスタ
・フェールオーバクラスタ

ここは、重点的にやりましょう。ping-tも当然すべて金にします。コマンドは、オプションや利用方法も覚えます。これはping-tローテーションしていれば勝手に覚えます。ping-t周りは、試験前日と当日で2周クライストよいとおもいます。解説をよみつつ、数をこなしていきましょう。

次点は下記です。

・DRBD / cLVM
・クラスタファイルシステム

逆に、「330.4 その他の仮想化ソリューション」とかは(合格のみが目的ならば)やる必要はないです。
ping-tなどは大量の設問が用意されていますが、覚えるコマンドが大い割に、実際の試験では3問しか出ませんでした。仮想化ソリューションの大まかなイメージと、主要なコマンドが何か、余裕があれば覚えてくくらいでOKです。なにせ試験で出ませんからね。

模擬テスト(ping-tのものではなく、黒本の巻末のも)をやってみるとわかりますが、出題はかなり偏っています。学習前にちらりと眺めてみるといいかもしれませんね。

【試験の感想】
304は、レベル1よりは難しいけど、レベル202よりははるかに簡単です。
ただ、仮想化のほうは普段AWSとかVMとか触っていればイメージはつきやすいですが、クラスタは業務でふれないので結構大変でした。
ロードバランスクラスタやフェールオーバークラスタのアーキテクチャのイメージをつかめず、いろんなサイトをみて補完しました。

【受験者へのアドバイス】
今は、Linuc304 は version2.0ですが、クラウドとか仮想化とかの範囲は日々進化している部分です。そのうち、バージョンが上がると思うので、今よりとるのが難しくなると思います。
今は少ない学習コストでLPIC/Linuc レベル3の肩書きが得られるので、やってみるといいかもしれません。

あと、実務では多分役に立たないと思います。ですが、普段聞き流している単語について深く知れたので有意義でした。やってよかったと結構強く思います。

【次の目標】
ほんとはこの春セキスペ受ける予定でしたが、コロナで伸びました。
なので、秋にセキスペ頑張ります。
(試験がそちらへ移るという情報を聞いたので期待しています)
 
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