LPIC303 合格体験記: Ping-t 303問題集利用者の初合格体験記? Tweet | |||
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【受験日】 2020/2/8 【取得点】 590点(合格ライン500点) 【何回目の受験か】 1回目 【学習期間】 2019/11〜2020/1 【使用テキスト】 最強WEB問題集LPIC Lv3-303(Ver2.0) コマ問プレミアムLinuC/LPIC Lv3-303(Ver2.0) 改訂新版 徹底攻略 LPIC Level3 303 教科書+問題集[Version 2.0]対応(黒本) --特にお勧めを教えて下さい 最強WEB問題集LPIC Lv3-303(Ver2.0) 【参考にしたサイト】 都度参照したので特になし 【学習方法】 2019/10末から学習を開始し、黒本を一読したのですが、コマンドやらオプションやらが頭に入らなくてどうしようか考えていた所、2019/12からPing-tが303の教材提供を始めるという話を聞いたので、定評を信じてプレミアムコンテンツを使ってみることにしました。 学習フェーズ まずは分野別モードで各分野を10問ほど、正解不正解に関係なく解きます。 答え合わせ完了後、各問題の回答に付属している"解説"と"参考"の2箇所をじっくり読みます。黙読すると理解せずに読み飛ばすこともあったので、Chromeの読み上げ機能とかも併用しました。 自宅で問題を解いている際、実機動作確認できる分野は、問題解きと同時に動作させて確認します。 私はUbuntu上のKVMに演習用のUbuntuを入れて、暗号化FSやらauditやらを動かしてました。 "参考"は複数の問題回答に共通して付属しているので、10問程度こなすと、その分野の"参考"を一読し、関連知識をインプットしたことになります。 これを全ての分野に対して行います。 定着フェーズ と並行して、学習フェーズが完了した分野から、正解率レベルを銅→銀→金と上げるべく、連続して解いていきます。 特に銀や金から銅に落ちる問題、不正解を繰り返す問題は、いわゆる知識の穴なので、解説を読み込みつつその問題で問われている知識を再度インプットし直します。 確認フェーズ 大半の問題が金になった辺りで、模擬試験モード、および全分野を指定した分野別モードを複数回回して、分野横断で再度知識の穴をあぶり出します。 出てきた銅問題を再度金にしていきます。 コマ問フェーズ おまけとして、試験前日にコマ問プレミアムを全問解きました。 コマ問プレミアムは知識のフォロー機能が弱く、UIも貧弱なので、知識が万全にならないと解きづらいです。 が、本番の記述系問題には効果があったので、問題集が完璧になった分野は一度やっておくと良いでしょう。 --苦労した事と、出来ればその解決方法を教えて下さい 303の特徴の一つとして、似通った機能のコマンドオプションを混同しやすい、というのがあります。 setfaclとsetfattrとnfs4_setfaclとsetcifsaclとかね。 この辺は問題集を回してると終盤でも混乱するので、都度解説を読み直すか、実際に実機に打ち込んでみるのがいいと思います。 Ping-t運営の人も見ているようなので書いておくと、Ping-t仕様由来で苦労したこともありました。 直前に解いた問題がすぐに再出題されてしまう。 私は分野別モードを10問〜20問解くのを繰り返して学習していたんですが、3周して同じ問題が3回出る、とか、最後に解いたのが2週間以上前の問題が全く出ない、とか、問題の出題タイミングにばらつきがあってですね。 (通勤電車の中でやるときや、上述の通り知識学習の過程では、普通にこういう使い方をするので、『使い方が悪い』ってのはナシで) 前回の周回で正解した問題をすぐに解き直しても、短期記憶で簡単に解けてしまうので、知識定着にはさほど効果がありません。 むしろ、ある程度時間が経ってから問題を解き直すことで、中長期記憶への知識定着を確実にすることができます。 この点で知識定着に苦労したので、LRU(Least receltly used)方式で問題を選択するオプション("解いてから時間が経っている問題から優先的に選択する"みたいな)を選択できるようにすると、学習者の知識定着の効率が良くなるんじゃないかと思いました。 コマ問プレミアムでの記述式学習は心が折れやすい。 主としてコマ問プレミアムのUIが貧弱なせいなんですが、問題集の全問を金にしたレベルでもなお使いづらかったです。 ・学習履歴を管理する機能がない。苦手な問題を知って重点的に学習したくても、学習者が選択することができない。 ・このため、途中で学習を中断できない。 ・答え合わせの時、わざわざ問題を都度選択した上で、別途ボタンを押さないと正答が表示されない。 ・正答表示の時、学習者の回答を上書きする形で表示される。別テキストで表示する等、手段は他にあるはず。 ・正解だけしか表示されず、関連する知識のリンク等、参考知識が全く表示されない。 こういう使いづらさがあったので、私は最後に時間が余ったタイミングでやったんですが、それでもストレスがたまりましたね。 少なくともWeb問題集とは別に、コマ問プレミアム用の学習履歴をつける機能はあったほうがいいです。 【試験の感想】 黒本でもPing-tでもフォローしていない内容が出ていて、結構きつかったですね。 両者とも必須知識はだいたい押さえてるんですが、両者がコマンドの存在だけ説明していたり、オプションだけ説明しているところで、本番の試験ではその設定ファイルの中身まで聞いてくる、なんてのが普通にあります。 ただまぁ、Ping-tや黒本で説明していたオプションを数問間違えてこの点数なので、おそらく両者を完璧にマスターしていれば普通に合格できるのかな、って印象です。 【受験者へのアドバイス】 ・Ping-tで学習するときは、上述の通り正解、不正解に都度クヨクヨせずに、最初は解説を読み込むことを目的に解き続けましょう。その後で正解率を上げる際に知識は定着していきます。 ・実機で確認できる分野は実機動作させ、実際にコマンドを打ち込んで確認しましょう。自分で管理しているシステムがあれば、導入してみるのも良いです。私は自分のクライアントPCにLMDとchkrootkit/rkhunterを早速入れました。 ・暗号、認証、PKI、証明書等のセキュリティ基礎は複数分野に共通するので、念入りに押さえておくと楽です。 【次の目標】 ここでは特に明言しませんが、以前からTwitter等でご覧になっている方はご存知かと。 多分また5年後にお世話になります。 ありがとうございました。 |
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