CCNA 合格体験記: 社会人5年目にしてようやく合格  
ユーザ名: forg02
投稿日付: 2019/4/18
閲覧数: 3173
 
【受験日】
2019/04/15

【取得点】
834点

【何回目の受験か】
2回目

【学習期間】
1年半
きちんと勉強したのは3,4ヵ月

【使用テキスト】
赤本/黒本(ただし1度全体に目を通した程度、黒本は完遂していない)

 --特にお勧めを教えて下さい
正直な話、「試験に受かる」ことが目的なら本は不要
読みやすい日本語で「理解」したい場合は必要

【参考にしたサイト】
ping-t
ネットワークエンジニアとして
3分間ネットワークワーキング
30分間ネットワークワーキング

 --特にお勧めを教えて下さい
ping-t
ネットワークエンジニアとして

【学習方法】
ひたすら問題を解く
"何を実現するために編み出された技術なのか"を考える

 --苦労した事と、出来ればその解決方法を教えて下さい
どんなサイトでもそうだが、いきなり技術の解説をしており、それがどういうときに必要で、欠けているとどういう風にまずいのかを解説する所がほぼ無く、理解をするためには暗記に頼らざるを得ない知識が多かったこと。

CCNA(有料含む)のWEB問題集を4周くらいしてしまい、
問題を覚えてしまって忘れるためのインターバルが必要だったこと。

【試験の感想】
恨みのこもった感想です、注意。

約1年半前にping-t無料問題集1週しただけという状態でナメてかかって、740点で惨敗を喫しました。
今回は810が合格点で、取得点は834点、つまりギリギリでした。

余談ですが、せっかく810が合格点だったので、893点で合格したかったです。(きったないネタでごめんなさい)

感想として、いわゆるCisco語が多すぎる。
体感5割くらい日本語がおかしい問題でした。
問題の意図を読み取るのためには、別次元の言語学的な推論が必要です。

例えば、"データ連携層のポートセキュリティ設定で、違反カウンタの増大でトラブルシュートを助けるのは次のうちどれか"という様子のおかしな問題文で、選択肢が以下4つだとします。
1.protect
2.shutdown
3.restrict
4.admin

adminは論外として、ポートセキュリティの違反モードで違反カウンタが増大するのはshutかrestです。
恐らく正解は3で、"違反カウンタの増大でトラブルシュートを助ける"という文の意味を"最低限違反カウンタの増大は実施し、他に余計なことはしない"と解釈する必要があります。(そしてこれでも推測しやすい部類に入る)

『インテrオル』等、酷い時は選択肢ですら誤字っています。(一発で違う選択肢だとわかるからありがたいと言えばありがたいですが)

今思い返せば"こんなに問題の意味わからなくて大丈夫かよ..."というのは良い緊張感でしたが、そこそこ長い歴史を誇る試験なので、いい加減日本語がおかしくて問題が読めないというのはよろしくない。
ここで書いても詮無いですが、デファクトスタンダードとして機能しているベンダの試験ということを鑑みたとき、品質が非常に低いと感じました。

【受験者へのアドバイス】
受験者はCisco語学者ではないはずなので、様子のおかしな問題が大量に出たときはあきらめましょう。
悪いのは運と問題の翻訳者です。

あと、CCNAの勉強をしているだけでは聞いたこともないようなプロトコルの説明や、知らないWANの仕様とか出てくると思いますが、そいつらがわからなくてもあせらずに、シミュ等落としてはいけない問題に力を注ぎましょう。
WAN分野の正解率14%なのに合格できたので、明らかにアレらの点数配分はでかいです。
手間がかかるけど緻密にコンフィグを吟味さえすればわかる問題の方に力を注べきです。

私は暗記が大嫌い(=実務でコマンドを暗記する必要性を感じたことがないからやりたくない)なので、コマンドを覚える時に技術の成り立ちからくる"文脈"を覚えるようにしました。
例えば、L2レベルのインタフェース情報を見る時は show intercace"s"となるのに、L3レベルのインタフェース情報を見る時にshow ip interface となるのはなんでだろう、とか、dynamicnat設定時ACLとpool紐づけるとき、指定順がこうなるのはなんでだろう、とかですね。
そうすると、あらゆるコマンドに法則性が見えてきたり、"いっけね、ここにこのステータス指定要るんだった!"みたいなミスが減ります。

【次の目標】
CCNP取得
 
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